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ネイティブのような美しい発音は、英語学習者にとっての憧れ。
発音が良いだけで、ぐっと流暢に聞こえます。
今回はアメリカ英語の発音のコツをお教えします。
これであなたの英語もぐっとアメリカンに。
目次
発音はその国によって特徴がある

英語とひと口に言ってもアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド…それぞれの国で発音が違います。
私は言葉が非常に移りやすいタイプで、その時によく聞く国の英語の発音に引っ張られがちなんです。
オーストラリアに留学していたのち、帰国した直後に出会った外国人には「君、オーストラリアに住んでたでしょう?」と当てられました。
その後イギリスに留学した経験のある日本人講師から英会話を学んでいた頃は「最近イギリス英語になってきたね!」と先生から言われたことも。
ちなみにどちらも全く自覚がなかったです。
その後アメリカのドラマ「フレンズ」にハマり、毎日何時間と観るようになってから、私の英語は完全にアメリカ英語になりました。その後はいろんな国の人と働きましたが、どの人からも「アメリカにいた?」と聞かれます。
ちなみにアメリカにいたことはありません(笑)
アメリカ英語に聞こえるコツ

アメリカ英語に聞こえるコツはいくつかあり、ルール化しています。
それをマスターすればあなたも「アメリカに住んでたことあるの?」って聞かれますよ^^
母音に挟まれたt→dになる
tのサウンドがdになるのがアメリカ英語の特徴。
しかしながら、どのtでもdになるというわけでもないです。
母音に挟まれたtはdになるんです。
a,e,i,o,uのいずれかとa,e,i,o,uのいずれかの間にtがある場合。
water→wader
later→lader
その他meter(メートル), alligator(ワニ), elevator(エレベーター), item(項目、商品)なども。
energetic→energedic
get up
get upのように、2語以上の熟語であってもこのルールは適用されます。
単語の最後の音と次の単語の最初の音をくっつけて発音する(リエゾンと言います)英語は、get/upと言うように単語を切って発音はしません。
母音とrまたはlに挟まれたt→d
母音と母音の間にtがある場合以外にも、母音とrまたはlにtが挟まれた場合もdになります。
thirty
a bottle of water
その他forty, battle(バトル、戦闘), rattle(赤ちゃんが遊ぶガラガラ), kettle(やかん)などもtがdになります。
aの発音はe感強し
aの音はeに近いです。
発音するときの口も[e]の形。
eの口でaを発音するイメージです。
大袈裟に言うと、最初に[e]と発音してから、口の形はそのままで[a]という感じ。
cat
hat
that
そう言えば海外ドラマ「フレンズ」のジェニファー・アニストンはthatを”the-at”のように、eをとても強く発音していたのが印象的でした。
私もその影響で当時は”the-at”と言っていたような気がします。
oの発音はa感強し
oの音は口を[a]の形で。
口をaの形にしてoと言います。
聞いた感じではoとaの中間のような音になります。
hot
dog
octopus
母音+rの発音は激しめ
イギリス英語、オーストラリア英語などに比べてアメリカ英語はrを強く発音します。
舌を大きく後ろに丸めますが、その時舌は上顎につかないようにします。
舌が上顎につくとlの発音になってしまうので注意。
car
arの発音は、aの発音をした後に舌を丸めます。
必ず、aの音を出してから下を丸めるようにしてください。
aの音を出すと同時に舌を丸めるとarの発音にはなりません(er,ir,urの発音になります)。
aの音→舌を丸める、の2段階です。
また前述でaはeの音に近いとお話ししましたが、arの場合は別。しっかりと口を縦に開けて[a]と発音します。
far
for
orの発音も、しくみはarと同じ。
oと発音してから、舌を丸めます。
音声をよく聞くと、最初はoの音がしてその後舌を丸めているのがわかります。
ar同様、舌を丸めるときは舌を上顎につけないように。
more
door
母音+nt→tが消える
母音+ntの並びの場合、tを発音しません。
international→inernational
center→cener
wanted→waned
printer→priner
entertain→enertain
文章で聞いてみよう
Can I have one more bottle of water,please?
こちらは単語を切って、ゆっくり言ってみたバージョン。
Canとhaveはeの口でaの音、moreはoの音を出してから下を丸めます。
bottleは母音とlにtが挟まれているのでboddle。
waterも母音と母音の間にtがあるのでwader。
Can I have~?は「~もらえますか?」「~ください」の定型表現。
「A bottle of water,please?」よりも丁寧です。
海外旅行でも、料理の注文など使う機会が多いので、覚えておきたい言い回し。
How far is the bar from the ABC center?
こちらは単語を切って、ゆっくり言ってみたバージョン。
arとerの発音の違いを区別させるのがポイント。
arは[a]の音を出してから舌を丸める。
erは最初から舌を丸めます。
See you later at the hot dog stand.
こちらは単語を切って、ゆっくり言ってみたバージョン。
laterをlader、hotとdogはaの口でoの発音。standはeの音→a。
こんな風に書くとややこしく感じますが、それぞれの発音のルールを癖づけると簡単になりますよ。
I got a new printer for you.
こちらは単語を切って、ゆっくり言ってみたバージョン。
gotはaの口でoの音、gotのtとa new printerのaをくっつけるとgotaになるのでtが母音に挟まれgodaになります。
printerは母音に挟まれたntなのでtが消え、forはoの音を出してからしっかりと大きく舌を後ろに丸めます。
とにかく聞き慣れることと、発音してみること
いかがだったでしょうか?
今回はアメリカ英語の発音のコツをお教えしました。
aの口でeの音だの、oの音を出してから巻くだの、母音に挟まれたtはdになるだの…話す時にいちいちそんなこと考えてられない!とお思いかもしれません。
しかし、すべては慣れ。アメリカ英語をたくさん聞いて真似しているうちに、ルールなど考えなくても自然とどこをどんな発音にすればよいか、わかってきますよ。
まずはたくさん聞いて、たくさん話す。真似してみることから始めましょう。
またひとつ、あなたの英語が流暢になります。
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