和訳せずに話せる英語脳を作るために私がした6つのこと

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英語を話す時、頭の中で日本語に翻訳しながら話すと時間がかかりますよね。

英語は英語のまま理解して、英語で考え英語で話すのが理想ですが、日本語で生活をしてきたに日本人にとって、英語で考えて英語で話すようになるのは一朝一夕でできることでもありません。

「もう何十年も日本語で考えてきたんだもの!英語で考えるなんて無理よ~!」と言う人も、ひとつずつできることからやってみませんか?
コツコツと積み上げることが必要ですが、語学の勉強はコツコツでしか進まないもの。

継続することで、英語で考えて英語で話す”英語脳”が必ず作れます。

英語脳のなかった15年前の私

私は現在、英語を話す時は頭の中で英語で考えています。

ですが、最初から英語で考えていたわけではありません。
最初は「えっと、こんな風に言いたいから…英語では…」と、頭の中で日本語→英語に翻訳して、それを言葉にしていました。

でも、外国人と話していると、どうしてもそのテンポではついていけませんよね。

英会話講師を始めた当初、まだまだ私の英語力は未熟でした。
子供にレッスンを行う英語力はありましたが、外国人講師との雑談などは、スピードについていけず…。
やっと質問に答えられたと思ったら次の質問が来て、しかも”What do you think about …?”(君はどう思う?)みたいな、Yes/Noでは答えられない質問だったりして「あぁ…どうしよう…!」ってなった事も多々あります。
会話から逃げようとトイレに行ったこともありました(笑)。

まずい、これではまずい…。
レッスンはできても、ワーキングパートナーとの会話が難しいのは非常にまずい。そう思って、私はなんとか英語力を上げるために勉強をしなくては!と思ったわけです。

仕事忙しい、勉強嫌い、お金ないの三重苦

やばいよやばいよ。マジでやばいよ(出川)。
これは本当になんとかしなくてはと思うものの、フルタイムで仕事をしている私。仕事が終わったらクタクタで、帰ってきてご飯食べてすぐ寝ちゃう生活だし。

んで、こんなこと言っちゃアレなんですけど、勉強が嫌いなんです。
学生時代も英語の勉強はほぼしなかったですし…(自慢できない)
参考書や問題集を買っても続かないのわかってるし。てか、おもしろくないし。

そしてそして、お給料安すぎるからお金ないし、英会話教室も通えない。
でも必要に迫られている…!

もうこれはなんとか独学でやるしかない状況だったわけです。

英語脳を作るためにしたこと 1. 英語の番組しか観ない

今でこそテレビやドラマは全然観ることのない生活ですが、当時は一人暮らしだったのもありテレビやドラマをよく観ていました。
そこで、観る番組を英語に限定

ケーブルTVの海外ドラマチャンネルを契約して観ていました。家事などをしていてテレビを観ていない時でも、垂れ流しにしていましたね。

海外ドラマや映画のDVDはこうやって観る

片っ端からいろんなドラマや映画を観る必要はありません。
これまで観たものでも、これから観てみたいものでも、なんでも良いので、連続ドラマなら1話、映画なら1本「コレ!」というものを見つけて観ることにしてください。

1. 音声:英語/字幕:日本語

最初は日本語字幕で観ます。音声は英語です。
ただし、字幕ばかりに頼らない努力をしてみましょう。
セリフのどの部分が、日本語字幕と合うかを意識しながら観ていきます。

2. 音声:英語/字幕:英語

会話の内容が頭に残るくらい、何度か観たところで、字幕を英語にして観てみます。
字幕の中で、知らない単語が出てきたらメモしておき、後で意味を調べます。
だいたい話の内容は頭に入っているので、知らない単語も「あの場面で使った単語だな」という風に、イメージが湧いて記憶に残りやすいです。

3. 音声:英語/字幕:なし

いよいよ字幕なしで観る時がやってきました!
話の内容や、知らなかった単語が頭に入っているので、字幕なしでも随分理解ができるようになっているのではないでしょうか。

何度も繰り返し聞くことでなんとなくで「あぁ、今こんな風に言っているんだな」という理解の仕方から、「今こんな風に言ったな」と、一語一句まで理解できるようになるはずです。

リスニングを強化したい人にはYouTubeがおすすめ

YouTubeは再生速度を0.25倍から2倍にまで変化させることができます。再背負い速度の設定方法はこちら。

スマートフォン・タブレットで観る場合

  1. 画面右上の3つの点をタップします。
  2. 設定がいくつか出てくるので、「再生速度」をタップ。
  3. デフォルトは「標準」(元々の速さ)になっているので、好きな速度を選びます。

パソコンで観る場合

  1. パソコンの場合は画面右下の歯車マークをクリックします。
  2. すると設定の選択画面が出てくるので、速度を選びます。

「会話のスピードが速くてついていけない!」という人は0.75くらいに落として観てみてください。ずっとわかりやすいはずです。
0.75に落として、一語一句聞き取れるようになったら、標準の速度に戻します。

標準のスピードで聞き取ることができる人は、速度を逆に上げて聞いてみてください。速聴はおすすめ。リスニング力が各段に上がります。
私はいつも2倍で聴いています。

英語脳を作るためにしたこと 2. 英語で説明する

誰に説明しなくてもいいんです、要は独り言です。

私は夜寝る前、ベッドに入ってその日の起床から寝るまで、何があったかを一人で話していました。

” Today I woke up at 7. I had sandwiches for breakfast. I was watching TV then I realized it was already time to go to work. So I just grabbed my coat and put it on. I ran to the station.
At work Jenny was my working partner for today. She’s from Germany and bla bla bla….”

といった感じです。事細かに説明していくと、結構な時間になります。
何が起きたかだけではなく、どう感じた、どう思ったなどと、できる限りたくさんのことを説明します。イメージとしては、友達や家族に今日1日の出来事を聞いてもらっている感じですね。内容によっては結構感情的になったりもします。”I was offended by what he said. How could he say that?”(彼の言った事には気が悪かったわ。よくもあんなこと言えるよね!?)とか(笑)

その日の出来事以外にも、何でも良いんです。好きなテレビドラマのあらすじだとか、最近あった嬉しかったこと、楽しかったことを、ひたすら説明します。

文章は難しくなくてOK。中学生程度のレベルのものでも全く問題ありません。短い、簡単な文章でもいいんです。一番大切なことは、自分の頭の中にあることを英語でアウトプットするという作業だからです。

英語脳を作るためにしたこと 3. 手帳は英語で

手帳に限りません。自分だけが目にするものは、すべて英語で書きます
明日スーパーで買う物だとか、何日に〇〇代が引き落としになるとか。

前述の、独り言をライティングバージョンに変えても良し。
日記を英語でつけたり、映画の感想を英語で書いてみたりしても。

  

英語脳を作るためにしたこと 4. 移動の際も英語を聞く

当時はまだYouTubeがまだなかった(はず)ので、通勤や出かける際の移動中は英会話教材のCDなどを聞いていました

今であればYouTubeやPodcastなどがあるので、自分の興味が持てそうなジャンルで英語を聞くことができますね。

英語脳を作るためにしたこと 5. 辞書は英英を使う

これは、10代の時に通っていた英会話教室の先生に言われたことでした。

例えば、”pedestrian”という単語を英英辞典で引いてみると…

pedestrian

[noun]
a person walking in the street and not travelling in a vehicle


歩行者
[名詞]
車両に乗らずに道を歩いている人

となっています。
こんな風に、シンプルな英語で単語の説明をしてくれます。

新しい英単語を覚える時、日本語訳で覚えると使う時にどうしても日本語訳から引っ張り出してくる必要があります。そこで、英英辞典を使うことで英語で単語の意味を覚えることができるので、会話の際にスムーズに英単語が出てくるようになりました。

英語脳を作るためにしたこと 6. 英語を話す相手を作る

私は外国人と働く機会があったので、とてもラッキーだったと思います。
同僚の一人ととても仲良くなり、週に1,2度は1日一緒に働いたうえ、仕事が終わると食事に行って終電まで話して…という感じで、日本にいながら日本より英語を話す日が多いこともあるような生活だったからです。

必ずしもネイティブである必要はありません。ノンネイティブでもある程度英語が話せる人、もしくは同じように英語を練習中の人と出会い、できるだけたくさん話をします

直接会って話しても良いですし、電話やSkypeなど、現代にはコミュニケーションツールがたくさんあります。SNSを使うのも良いでしょう。

言語交換アプリHelloTalkがおすすめ

「HelloTalk」は外国語学習者同士のコミュニケーションアプリ。
ユーザー数は1000万人を超え、150もの言語に対応しています。

TwitterやFacebookのように、投稿をして交流をするほか、文法的な間違いを正してもらえたり、通話ツールもあるのでHelloTalkで出会った友達と話すこともできます。

本当にいろんな国の人がいるので、世界の国々の文化を知ることもできて楽しいです。

私はマメではありませんが、質問があるときなどはHelloTalkに投稿します。するとたくさんの人が返信をくれるのでとても役立っています。

iPhone、Androidどちらも使えます。
詳しくはこちら

リアルコミュニケーション派にはMeetup

Meetupは各グループに所属し、各種イベントに参加して交流を図るためのコミュニティです。

英会話グループもたくさんあり、英会話メインではなくても英語でスポーツをしたり、外国人もウェルカムなパーティーの開催など、同じ興味を持った人々が集うことができます。

登録も無料、管理人による承認制のグループもあります。
くわしくは こちら

とにかく英語漬けにすれば英語脳は作れる!

今回は、日本語に翻訳することなく英語を操ることが出来るようになる、英語脳の作り方についてお話ししました。

つまるところ、日本語が溢れているこの国において、いかに海外生活に近い環境を作るかというところが大きく左右します。
私自身英語脳が出来上がるまで、かなり努力して日本語を排除した記憶があります。しかしながら苦しい思いはなかったです。勉強という意識で取り組んでいたわけではなかったので。

英語漬け生活をスタートさせてから数か月すると、英語を話す時に詰まったり「何て言ったらいいんだろう」と考えることが減ったなと感じるようになりました。
1年もすれば、ほぼ日本語と変わらないストレスで英語を話すことができていたと思います。

今は英語のスイッチと日本語のスイッチがあり、電気のスイッチみたいにパチッと切り替わります。ちなみに海外旅行に行くと、日本語がほんの少しおかしくなります(笑)。

努力すれば必ず英語脳は作れます!英語を話す時楽になりますし、何より楽しくなります。努力は絶対に裏切らないので、頑張ってください^^応援しています!

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ABOUTこの記事をかいた人

子供英会話講師歴15年。 大手英会話教室に勤務したのち、独立し現在は大阪府豊中市・池田市でLITTLE KIDSという子供英会話教室を運営しています。めちゃくちゃ声が大きいのが特徴。 2人の男の子の母親でもあります。