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「何てこった!」「どうしよう!」という時にネイティブが使う”Oh my god!”.海外の映画やテレビドラマなどでもよく耳にする言葉ですよね。最近の若者言葉では「OMG」と略されることも。英語を話すことに慣れてきたノンネイティブも、つい口から出るフレーズなのではないでしょうか。しかし実は、”Oh my god”は本来あまり使うべきフレーズではないというのです。
それはどうして?代わりに使えるフレーズはあるの?今回は”Oh my god!”についてのお話です。
目次
Oh my godはどんな時に使うの?

“Oh my god!”は驚いたときや焦っているときなど、色んなところで使えるフレーズです。どういったときにどういうニュアンスで使われるのか、いくつか例を出してみます。
「あらやだ!」
【例1】
A:Oh my god!
(あらやだ!)
B:What happened?
(どうしたの?)
A:I dropped a cup and broke it.
(カップを落として割っちゃった。)
本当に!?マジで!?
【例2】
A:Actually Andy and I are dating.
(実はアンディとつき合ってるの。)
B:Oh my god! I’m so happy for you!
(本当に!?良かったわね!)
嘘でしょ!?まさか!
【例3】
A:Excuse me. Are you Jessica?(すみません。ジェシカさんですか?)
B:Oh my god! Emily! Why are you here?(嘘でしょ!?エミリー!どうしてここに?)
どうしよう!
【例4】
Oh my god! Where’s my wallet? I might have lost it somewhere.
(どうしよう!財布はどこ?どこかで落としてきたのかもしれないわ。)
やばいよやばいよ!
【例5】
A:Oh my god! Oh my god! You won’t believe me!
(ちょっとちょっと!聞いてくれよ!)
B:What happened?
(どうしたの?)
A:I’m getting promoted next month!
(来月昇格するんだ!)
B:Oh my god! Congratulations!
(マジで!?おめでとう!)
うわぁ!
Oh my god! This chocolate cake is really delicious.
(うわぁ!このチョコレートケーキ、めちゃくちゃおいしい!)
このように、”Oh my god!”は色んなシーンで、ポジティブ・ネガティブ、色んな意味合いで使うことができます。日本語の「やばい」のように、イントネーションや声のトーンで使い分けができるので、便利。
そんな便利な言葉なのに、あまり使わない方が良いというなんて…どうしてなのでしょうか。
敬虔なクリスチャンにはあまり喜ばれない

“Oh my god!”を使わない方が良いのは、宗教上の理由だとされています。
god=神。アメリカをはじめとする英語圏には、キリスト教徒がたくさんいます。日曜日には家族でミサへ出かけたり、食事の前には神様にお祈りをしたり。つらいときには教会で、その気持ちを神様の前で吐露したりします。
聖書の中には、こういった一文があります。
Do not use God’s name in vain.
in vainというのは、「無駄に」という意味。
「むやみやたらに神と言う名前を口にするな」ということです。
ちなみにここでGodと頭文字が大文字になっているのは、神は唯一無二の存在であるという考え方から、固有名詞として扱われています。
なので、敬虔なクリスチャンは聖書の教えを守り、むやみに神の名前を口にしないのです。したがって、”Oh my god!”と軽はずみに言うのは、相手によっては不愉快な気持ちにさせてしまいます。
ネイティブはよく使うイメージのあるフレーズでしたが、「教養のあるネイティブは使わないね」と友人が言っていました。
Oh my godの代わりに使えるフレーズ

「楽しい!」「嬉しい!」「本当!?」「どうしよう」「腹立つ!」と、感情を表現するのに便利な”Oh my god”なのに、使わない方が良いとなると不便…。
ご安心ください!ちゃんと、代わりになるフレーズがあるんです。意味は”Oh my god!”と全く同じ。同じシチュエーションで使うことができます。
Oh my gosh.
老若男女問わず、よく使われるフレーズです。
Oh my goodness.
こちらは女性、特に年配の方が言うイメージです。「あらあら」とか「おやまあ」みたいなイメージだと理解しておくと良いでしょう。
Oh my god.に代わるフレーズを使う時の注意点
“Oh my God.”の言い換えとして、”Oh my goodnes.”や”Oh my gosh.”といったフレーズをごしょうかいしましたが、ここで注意点。
そもそも”Oh my God.”を含め、いずれもカジュアルな表現ではあるので、あまりフォーマルなシチュエーションでは使わない方がよいでしょう。
まとめ

今回は”Oh my god”は使うべきではないのか?という話、また言い換えとなるフレーズのご紹介をしました。
“Oh my god!”そのものも、敬虔なクリスチャンには失礼になることがあるというだけで、相手によっては失礼にはならないこともあります。ただ、話し相手の宗教を知らないこともありますから、”Oh my gosh!”や”Oh my goodness!”を使う方が無難ということですね。
また、”Oh my…”でなく、会話の中での感情、反応を示すフレーズを知っておくことも必要でしょう。そちらは次回、ご紹介するとします^^
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