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「どういたしまして」=You’re welcome…だけど!

学校の英語では、Thank you.と言われたらYou’re welcome.と返すと習った事と思います。もちろんYou’re welcome.は「どういたしまして」という意味で、お礼を言われたときの返答としては間違いありません。
しかしながら、ネイティブにとってYou’re welcome.はちょっとありふれた表現すぎる印象を受けるようです。人によっては若干大袈裟な印象をうけたり、形式ばっているだとか、むしろ若干嫌味…!?と感じる人もいるんだとか。
確かに日本語でも日頃「ありがとう」と言われて「どういたしまして」とはあまり言わないのではないでしょうか。子どもに、お礼を言われたときには「どういたしまして」だよ、とは教えても、意外と大人になると使わないフレーズじゃないですか?
テキスト通りの英語ではなく、ちょっとこなれた感じ…欲しいですよね。「あぁ、この人結構英語デキるんだな!」って、意外と小さいところで差がつくものです。
「どういたしまして」と、お礼を言われたときに返答すべきフレーズはYou’re welcome.だけではないんです。今回はシンプルで覚えやすい、お礼への返答をご紹介します。
tipical English learner(典型的な英語学習者)から一歩抜け出し、こなれた英語を使えるようになるチャンスです!
シンプルだけど上級者!な「どういたしまして」

1. It’s my pleasure.
pleasureは「喜び」というような意味があります。
It’s my pleasure.直訳すると「それは私の喜びです」。すなわち、お礼を言われることをしたことに対して「喜んでしたんだよ」と言うようなニュアンスになります。
2. That’s alright.
「いいんだよ!」というようなニュアンスのThat’s alright。
しかしながら注意したいのは声のトーンです。暗いトーンで言うと「別にいいけど…」というようなニュアンスに聞こえてしまいます。
明るく言うことで、「いいのよ~!」というように、含みを持たせることなく伝わります。
3. No worries.
イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでよく使われるフレーズです。
worryは「心配する」という動詞である他、「心配」という名詞でもあります。No worriesと言うと「心配いらないよ」というニュアンスです。
ちなみに数えられる名詞で、noに続ける場合は複数形にするのが一般的(例外はあります!こちらについてはまた別の機会に)。なので、worryを複数形にしてworriesとするわけです。
4. Sure.
Sure.というのは「もちろん!」という意味。Can I have some water?(お水をもらってもいい?)という問いかけにSure.(もちろん)という風に浸かったりします。
Thank you.と言われてSure.というのはなんだかちょっと不思議な気もしますが、「喜んで」「ぜひとも」というようなニュアンスがあるので、Thank you の返答として適切と言えます。
アメリカ英語でよく使われるフレーズです。
5. No problem.
No worries.と同じような雰囲気で使えるNo problem.
「問題ないよ!」というような感じですね。No worriesではworryが複数形になったのに対し、No problemでは単数形が用いられます。これはNo problem.というフレーズそのものが完全に口語的フレーズとして定着したもので、文章の中で使う場合はproblemsとなる場合もあります。
とにかく、Thank youの返答としてはNo problem.と単数形で良いのだと覚えておくと良いでしょう。
6. It was nothing.
nothingは本来「何も~がない」という意味。
I have nothing to eat in the fridge.(冷蔵庫には何も食べるものがない)などと使います。
Thank youの返答として使うと「何てことないよ」というような表現になります。過去にしたことに対してお礼を言われているはずなので、It wasと過去形にします。
7. Don’t mention it.
こちらもNo worriesと同様、イギリスやオーストラリアなどで使われるフレーズ。
mentionは「言及する」という意味があり、直訳すると「言及しないで」。要は「お礼なんて言わないでよ」ということですね。
「お礼を言われるほどのことじゃないよ」という気持ちを表した表現です。
8. Anytime.
anytime=「いつでも」。依頼に対して「いつでも言ってよ」という表現です。
今後も手助けをしたいという気持ちを表すことができ、個人的には良い表現だなと感じます。しかしながら、お礼を言われた理由によってはちょっと場にそぐわないこともあるかも。
例えば誕生日プレゼントを贈って”Thank you for your present.”(プレゼントありがとう)と言われたとします。この時にAnytime.というのはちょっと違います。誕生日は年に1度しかないですから、いつでもというわけにはいきませんよね。
例えば”Thank you for sending me to the station.”(駅まで送ってくれてありがとう)だとか”Could you please pass me the salt?”(塩を取ってもらえる?)と言われて塩を渡したなどといった、もっと頻度が高くカジュアルな依頼に答えた際のお礼への返答として適しています。
9. Thank YOU!
一般的な”Thank you.”とは強調する単語が違うので注意。音声お手本を聞いてみていただくと、シンプルにお礼を述べる時のイントネーションと異なることがわかるかと思います。
“Thank YOU!”と、youを強調することで、「私の方こそありがとう!」「お礼を言うのはこちらの方よ!」というニュアンスになります。普通に”Thank you.”と言うと、ちょっとかみ合わないかも。
例えば私は、オンラインの英会話レッスンを受けた際、レッスンの終わりによく先生が”Thank you,Aiko. I had a good time.”(ありがとう、愛子さん。楽しかったわ)と言ってくれたりするのですが、そんな時に”Thank,YOU! I had a great lesson.”(私の方こそありがとうございました!とても素敵なレッスンでした)と言ったりします。
You’re welcomeを使ってこなれ感を出すことも

You’re welcome. に代わる、Thank youへの返答をご紹介しましたが、You’re welcome.が何もダメと言うわけではありません。ただ、ちょっとありふれている感じがするというだけです。
しかしながら、ちょっとアレンジを加えることでぐっとこなれた表現になります。
You’re very welcome.
You’re most welcome.
などと、1語足すだけで英会話上級者の返事になるので、まずはここから始めてみても良いかもしれません。
リアクションや返答のフレーズに関しては出来るだけたくさん引き出しに入れておいた方が、会話にメリハリがつき、話している相手も楽しいはず。
一度に色んなフレーズを使うのが難しそうな場合は、しばらくの間は「このフレーズを使おう」と決めて、口を突いて出るようになるまでなじませ、他のフレーズを使うようにすると良いと思います。
まとめ

今回はYou’re welcome.以外の、Thank you へ対するレスポンスをまとめました。
大きなことをしてあげずとも、日々ちょっとしたことでThank you.と言われる機会はきっとあると思うので、そんな際にサラッと出てくる言葉がYou’re welcome.以外だったら「コイツ…デキるな!」って印象を与えます^^
今日から「脱・You’re welcome」してみましょう。あなたの英語がワンランク上がりますよ。
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