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使わなくなったものを再生利用する、リサイクル。
小さくなった子供の洋服やおもちゃ、使わなくなった家電や家具などはリサイクルショップに売る人も多いのでは。使わないものが誰かの役に立ち、ちょっとしたお小遣いにもなると思うとリサイクルショップって良くできた仕組みですよね。
今人気のメルカリやラクマなどのフリマアプリの出現により、リサイクルショップそのものの店舗数は減っていますが、それでも大きな家電や家具などはリサイクルショップが強いでしょう。
しかしながら「リサイクルショップ」は英語ではないんです!「リサイクル」も「ショップ」も英語なのにどうして…!?
目次
recycleという単語について

recycle(リサイクル)は英語です。
何かを循環させる、再度使う、という意味があります。
「回す」という意味のcycleに、「再度」という意味の接頭語であるreをつけて、再度回す、もう一度使う、という単語。
何かをもう一度使えるように回収場所へ持っていく行為にも使えます。
recycleを使った派生語

recyclable
recycleに「~可能な」という意味のableという接尾語をつけて、recyclable。
「リサイクル可能な」という意味です。
《例》
Don’t throw the cup away. It’s recyclable.
(そのコップは捨てないで。リサイクルできるから。)
recycled
recycled、と受動態で使うことによって「リサイクルされた」という形容詞になります。
《例》
Our products are made of recycled materials.
(私たちの商品はリサイクルされた素材で作られています。)
「リサイクルショップ」は和製英語

recycleは英語なのに、「リサイクルショップ」は英語では通じません。
recycleは、モノに何かしらの処理を施し、新たに資源、資材として利用できるようにすることを言います。
なので、recycle shopというと、再生資源の店というニュアンスなのです。
中古品販売店はsecond-hand shop(store)というのが正解。元々の所有者の手を離れ、第2の人の手に渡すためのお店と理解すると覚えやすいのではないでしょうか。
ちなみにrecycleが資源を再生させることに対し、いわゆるリサイクルショップのようにモノを修繕するなどして、同じ形のまま使うことはreuseと言います。
最近では日本語でも、例えば洗って再度使えるエコなカップなどを「リユースカップ」と言ったりするようになりました。ロハス系、エコ系のイベントなどでもよく見かけます。
中古品は英語で何と言えばよい?

中古品販売店、リサイクルショップはsecond-hand shopですが、では中古品そのものは英語でどのように言えばよいのでしょうか?
中古品
second-hand goods
中古車
second-hand car
古本
second-hand book
と言います。
リサイクルショップに似たお店たち

リサイクルショップに似ているけれど、それぞれ少しずつコンセプトが異なっていたり、取り扱う商品が限定されているお店もあります。
それらのことは英語で何と言うのでしょうか。
中古車販売店
中古車はsecond-hand carですので、中古車販売店はsecond-hand car shopと言います。
古本屋
中古車と同じく、古本屋はsecond-hand book store。国によってはused book storeと言うところもあるようです。
古着屋
古着屋はsecond-hand clothing shop。cloth(布、きれ)という単語にingをつけてclothingとすると「衣類」という意味になります。
質屋
聞き慣れない単語だと思いますが、質屋はpawnshop。pawnというのは「質に入れる」、「何かを賭ける」という意味。
awの発音は縦に口を開けて「アー」。pawnは「パーン」と「ポーン」の中間のイメージです。
骨董屋
antique shop。「アンティーク」はすっかり日本語としても馴染んだ言葉で、元はフランス語での「骨董品」を意味しています。
イギリスではantiques shopと、antiqueが複数形になることもあります。
蚤の市
講演や道路脇で古物を売る、蚤の市。英語ではflea marketと言います。日本語でフリーマーケットという言葉も定着していることからfree marketだと思っている人も多いのではないでしょうか。
fleaというのは言葉の訳どおり、ノミという意味なんです。その他「汚い、みすぼらしい」という意味もあり、古びたものを売ることからそのように言われたのでしょう。
まとめ
今回は「リサイクルショップ」が和製英語だというお話でした。
資源再生、中古品ともに「リサイクル」という言葉を使いがちな日本人だからこその和製英語ですね。
今後も和製英語シリーズ、続きます!お楽しみに^^
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