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環境保全が叫ばれるようになって久しくなりました。
ゴミの分別は今や常識。家庭ごみのみならず、ファーストフード店などのセルフサービスの店でも、客が食器返却の際にゴミを分別することも増えています。
そんなゴミですが、分別するものなだけあって、いくつも種類がありますよね。今日はそんなゴミの種類をそれぞれ英語でなんと言うのか、ご紹介します。
目次
英語で「ゴミ」、いくつかあります

まずは大きな意味での「ゴミ」を英語で何と言うかというお話です。
英語で「ゴミ」は
garbage
trash
rubbish
litter
と、いくつか言い方があります。
これ、実はアメリカ英語とイギリス英語に分けられるのです。
garbage、trashは主にアメリカ英語。garbageは主に生ゴミのイメージです。キッチンから出たゴミという感じですね。
それに対してtrashは紙やプラスチックなどのゴミ、また壊れて使えなくなったものを指します。
そしてイギリス英語のrubbishとlittler。
rubbishは一般的なゴミ(家庭からでるゴミ)。アメリカでいうrubbish、trashどちらもrubbishで表します。
litterは誰かが捨てたゴミというイメージです。 道端に落ちているゴミなどのことですね。
ゴミの話じゃないのに「ゴミ」って使う!?

garbage、trash、rubbish。
いずれにしてもゴミの話じゃないのに会話の中に出てくることがあります。
それは、大袈裟や嘘っぱち、クオリティの酷い物を言い表すときに使うんです。
She’s talking trash! That’s not true.
(彼女は嘘を言ってるわ!そんなの事実じゃないわよ。)
Did you read Thomas Pearl’s newly published book?
That’s garbage. It’s not worth to read.
(トーマス・パールの新刊読んだ!?
あれは最悪だった。読む価値ないよ。)
I’m a rubbish singer. I’m terrible at singing.
(私は最低の歌手よ。歌がドへたくそなの!)
こんな風に使いますが、いずれもキレイな言葉づかいではないので、目上の人と話す場合やその場の状況次第で、注意して使いましょう。
その他ゴミにまつわる単語や言い回し

ゴミ箱
trash can/garbage can(米)
rubbish bin/bin(英)
ゴミ収集日
garbage collection day
ゴミ収集車
garbage truck/garbage wagon(米)
dust car/dust cart(英)
分別の必要なそれぞれのゴミは何と言う?

それでは、ゴミの種類別に英語で何と言うかをご紹介します。
燃えるゴミ
burnable garbage
burn=燃える、に「~が可能な」という接尾語ableをつけることで「可燃」「燃やすことが出来る」というburnableとなります。
燃えないゴミ
unburnable garbage
burnableに「~でない」という意味の接頭語unをつけると「可燃でない(=不燃)」、「燃やすことができない」という意味に。
燃えないゴミの中でも色々ありますよね。主なものは下記の通りです。
陶器 pottery
金属 metal
鉄 iron
電気機器 electronic item
ガラス glass
粗大ごみ
oversized garbage
粗大ゴミは大きすぎて一般のゴミには出すことのできないサイズということなので、oversizedを使います。
overという接頭語は、形容詞につけることで「~しすぎな」「過剰に~な」「とても~」なという意味にすることができます。
例えばとても喜んでいることをoverjoyedと言ったりします。
oversized garbageのほかに、large sized garbageなどとも言います。
段ボールゴミ
cardboard trash
段ボールはcardboard。「ダンボール」ってなんとなく英語っぽいのでそのまま発音してしまいそうになりますが要注意な単語です。
プラスチックゴミ
plastic
プラスチック製のものはもちろん、ビニール製のものもplastic。
ビニール袋はplastic bagとなります。なんとなくもう少し硬そうな素材のイメージになりますけどね。買い物入れてもらうビニール袋もplastic bagですよ。
ペットボトル
plastic bottles
「ペットボトル」ってどう考えても英語感満載
ところが違うんです!ペットボトルは和製英語。正しくはplastic bottleと言います。
原料のポリエチレンテレフタレート( Polyethylene terephthalate )の略でPETボトルとなったので、ペットボトルは英語ではない!のです。
瓶
glass bottles
瓶はたいていガラス製のものだと思います。ガラス=glass。水を飲むグラスなどもglassと言いますが、素材としてのガラスそのものもglassと言い表します。
ガラスの瓶=glass bottles。
前述のようにbinという単語も存在しますが、これは蓋つきの容器の意味。瓶はbottleと言います。
缶
cans
binは瓶ではないという話から打って変わって、缶はcan。
スチール缶 steel can
アルミ缶 aluminium can
となります。
steelは、「盗む」という意味のstealと同じ発音なのでつづりに注意です。
recycleって単語はちょっぴり要注意
ところで日本語では「リサイクルに出す」って言ったりしますよね。ゴミだけでなく、着なくなった洋服や使わない電子機器なんかをリサイクルショップに出すという意味で使う人もいるのでは。
しかしこのrecycleという単語は、日本語と英語の解釈にちょっぴりズレがあります。
英語のrecycleは、「循環させる」という意味のcycleに「再び」という意味の接頭語をつけて、「再び利用する」という単語。
紙やプラスチックなど、資源を何らかの処理を経て再生させるという意味なので、リサイクルショップに出すという意味ではありません。
リサイクルショップは和製英語!詳しくはこちらのページをご覧下さい。
今日から英語で分別してみては?

今回は英語でのゴミの言い方のお話でした。
日常に根付いた形で英語を勉強すると、吸収率は上がります。例えば可燃ごみのゴミ箱に”Burnable” 、不燃ごみのゴミ箱に “Unburnable”と書いておいたり、カレンダーのゴミ出し日に”Plastic bottles”と英語で書いておくのもおすすめですよ。
今日から英語でゴミ分別、お家もきれいになって英語も身につく一石二鳥です♪
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