〇〇ブーム=boomとはちょっと違う!正しい「〇〇ブーム」の英語表現

ブーム 英語

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先日タピオカミルクティーの英語についての記事を書きました。

まさにタピオカミルクティーは大ブーム中。どこに行っても「タピオカ」の文字を見ない日はないのでは。そんな風に、過去にも大ブームとなった食べ物や飲み物はたくさんあります。

日本語では「〇〇ブームが来る」などと言いますが、英語ではどのように言うのでしょうか?

実は〇〇が何かによって、適した単語がニュアンス的に変わるんです。

過去ブームになったものの英語での単語を含め、「〇〇ブームが来る」という表現方法をいくつかご紹介します。

懐かしい…!ブームになったものたち

ブーム 英語 クレームブリュレ

ナタデココ coconut jelly
ティラミス tiramisu
クレームブリュレ creme brulee
アサイーボウル acai bowl
パンケーキ pancake

海外の食べ物が多いので、発祥の地の言葉がそのまま英語化したものが多いです。

ナタデココに関しては、nata de cocoはスペイン語。英語では通じません。coconut jellyってなるほど~わかりやすい。

その他creme bruleeはフランス語、tiramisuはイタリア語、acaiはポルトガル語です。

日本人は外国の文化を取り入れてブームにするのがお得意ってことですね。

〇〇ブームはboomで表せない

ブーム、と聞くとboomという単語が思い浮かぶのではないでしょうか。そうです、島唄よ風に乗り、鳥と共に海を渡る人たち。

しかしながらboomという単語はいわゆる〇〇ブームとは使う場面が違うのです。

boomは「ドーンという音を鳴らす」という意味が元になり、「一時的に景気が上昇する」という意味です。

そのため、一時的な上昇を意味することには変わり有りませんが、経済において使われる言葉です。日本語での「ブーム」のイメージとはずいぶん違いますよね。

《例》
Chinese economy is currently booming.
(現在中国の経済は好景気だ。)

大抵の場合、be boomingと進行形で表されます。

ちなみに「マイブーム」という言葉は和製英語です。マイブームは何かにはまっているという意味ですよね。そんな時は be into ~で表します。

《例》
I was into playing the guitar when I was in high school.
(高校時代、ギターを弾くのにハマッていたよ。)

「〇〇ブーム」は英語で何と言う?

ハンドスピナー

「タピオカブーム」など、食べ物やファッションなどの流行を表したい場合はどのように言えば良いのでしょうか。

実はこれ、流行の期間やニュアンスによっていくつか言葉があるんです。

trend

「流行」を表す言葉。日本語でもトレンドという言葉をよく使いますが、そのイメージ通り最新のオシャレなもの、とかイケてるものに使います。

skinny pants trend(スキニーパンツブーム)などというように、言い表したいものの後ろにtrendをつけて使います。

発音はtrの部分が難関でしょう。tは無声音なので声を出さず、舌の先を上前歯の裏と付け根の間あたりに叩きつけて音を出します。その後すぐに舌を後ろに丸めて声を出しr。

rの時、舌は丸めたままどこにもつけない状態にします。上顎にくっつけてしまうと音が変わってしまいますので要注意。

t、rの発音の詳しい説明とお手本音声はこちらから。

fad

一方、若干冷ややかさが感じられるのがfad。

「そのうち廃れるでしょ^^;」というようなニュアンスが漂います。

一時的な人気ぶりであることを表すときに使い、trendと同じく言い表したうものの後ろにfadをつけます。

発音のポイントはa。エの口でアと言いますが、エと言ってから即座にアと言うようにすると簡単ですよ。

craze

こちらもfadと同じようなニュアンス。一時的な人気、そのうち沈静化するであろう見込みが込められています。

発音はやはりrが難しいですね。trendの項目で説明した通りなのですが、舌を後ろに丸めて、どこにも舌先がついていない状態を保って声を出します。舌を丸めながら声を出すのでそれが日本人には難しいようです。

「〇〇ブーム」にはどんな動詞がくる?

ハンドスピナー

さて、〇〇ブームの言い方がわかったところで、文章で表現したいときに使う動詞にはどんなものがあるのでしょうか。

peak

流行が絶頂の状態を表します。日本語でも「ピーク」と言いますよね。

《例》
Billy’s Boot Camp fad peaked in 2007.
(ビリーズブートキャンプは2007年にブームとなった。)

last

ブームが「続く」にはlastを使います。「最後」という意味の動詞としてよく知られている単語ですが、ブームに限らず何かが「続く」という意味でも使います。

I never thought bubble tea craze would last this long.
(タピオカミルクティーブームがこんなに続くとは思わなかったわ。)

get into

流行に「乗る」という時はget intoを使います。

《例》
She got into Snapchat trend.
(彼女はスナップチャットブームに乗っている。)

go

悲しいながら、流行は去っていくことがほとんど。そんなときにはgoを使って表しますが、現在完了形のhas goneとして、「去ってしまった」「終わってしまった」というニュアンスを出します。

《例》
Hand spinner fad has gone very soon.
(ハンドスピナーブームはすぐに過ぎ去った。)

boom、trend、fad、craze を使い分けよう

アサイーボウル

今回は〇〇ブームの英語表現のお話でした!boom、trend、fad、crazeの4単語の違いはわかりましたか?

特に若い人の間では、流行っているものの話をすることも多いでしょう。これらの単語を上手に使い分けて、最新のイケてるものの話で盛り上がりましょう^^

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ABOUTこの記事をかいた人

子供英会話講師歴15年。 大手英会話教室に勤務したのち、独立し現在は大阪府豊中市・池田市でLITTLE KIDSという子供英会話教室を運営しています。めちゃくちゃ声が大きいのが特徴。 2人の男の子の母親でもあります。