1頭でも2頭でもsheep!?複数形がイレギュラーな名詞たち

羊 複数形

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英語は、日本語と違って名詞に単数(singular)、複数(plural)という概念が存在します。

日本語であれば「りんごが1個」「りんごが2個」と言うところを、「りんご」という名詞そのものを変化させることで、りんごが1個なのか、2個以上なのかを表すことができるのです。

そんな英語の名詞の複数形には変化におけるルールがあります。また、そんなルールに当てはまらないものもあり、何かと覚える必要があるのです。

今回はそんな名詞の複数形について。

まずは規則的に変化する複数形のルールをまとめました。その後で、不規則的な変化を遂げる名詞をご紹介します。

名詞の複数形の規則変化

りんご 複数

1. 名詞+s

複数形に変化する中で、一番シンプルなルール。

名詞の後ろにsをつけるものです。sはス[s]と発音するもの、ズ[z]と発音するもの、ツ[tz]と発音するものに分けられます。

《例》
[s]と発音するもの
dog→dogs
cup→cups
book→books

[z]と発音するもの
car→cars
melon→melons
onion→onions

[tz]と発音するもの
cat→cats
carrot→carrots
racket→rackets

2. 名詞+es

名詞にesをつけるものもあります。発音はォズ[oz]、ィズ[iz]との2種類です。

《例》
[oz]と発音するもの
tomato→tomatoes
potato→potatoes

[iz]と発音するもの
dish→dishes
box→boxes

3. 子音字+yで終わるものはyをiに変えてes

ちょっぴりややこしいのがこれ。
子音字+yの組み合わせのものはyをiに変えてesをつけます。

子音字とは母音字(a,e,i,o,u)のもの。

例えばcityであればtが子音、yで終わっているのでこれに当たります。

《例》
city(都市)→cities
country(国)→countries
baby(赤ちゃん)→babies
lady(女性)→ladies

なお、母音字+yで終わる場合はそのままsをつけるだけです。

《例》
boy(男の子)→boys
toy(おもちゃ)→toys

4. fでおわるものはvに変えてs

fで終わる単語はfをvに変えてsまたはesをつけます。

発音はヴズ[vs]。

《例》
leaf(葉っぱ)→leaves
self(自身、自分)→selves
wife(妻)→wives
wolf(オオカミ)→wolves
knife(ナイフ)→knife
life(生命、人生)→lives
thief(泥棒)→thieves
elf(小人)→elves
calf(ふくらはぎ)→calves

中にはfで終わるものでも、そのままsをつけるだけのものもあります。

《例》
chef(シェフ)→chefs
belief(信念)→beliefs

名詞の複数形の不規則変化

とうもろこし 複数

1. s、esをつけない複数形の名詞

sやesをつけずに複数形に変化する名詞もあります。

《例》
man(男の人)→men
woman(女の人)→women
mouse(ネズミ)→mice
foot(足)→feet
tooth(歯)→teeth
person(人)→people
goose(ガチョウ)→geese
child(子供)→children

ooはeeに変化するなどの規則性があるものもありますが、person→peopleなど、特に規則性なく変化するものもあります。

2. 複数になっても形が変わらない

単数形と複数形の形が同じ単語もあります。これは規則性がまったくないので、覚えておくしかありません。

《例》
sheep(羊)→sheep
salmon(鮭)→salmon
deer(鹿)→deer
fish(魚)→fish
trout(鱒)→trout
aircraft(飛行機)→aircraft
software(ソフトフェア)→software
broccoli(ブロッコリー)→broccoli
corn(とうもろこし)→corn
Japanese(日本人)→Japanese

不可算名詞は単数・複数の区別なし

不可算名詞というものがあります。ひとつ、ふたつと数えることができず、容器に入れたり、単位で表さなければ量を表すことのできない単語です。

air(空気)
water(水)
milk(牛乳)
powder(粉)

などが不可算名詞です。液体、気体、粒状のもの、粉などが不可算名詞としてあげられます。

不可算名詞は基本的に単数・複数とも区別がありません。a milkやmilksなどとは言わず、milkと単語のみで使います。

複数形でしか使わないもの

元々対になっていたり、ペアで存在するものは単数形で使うことのない名詞もあります。

《例》
shoes(靴)
glasses(眼鏡)
scissors(はさみ)
pants(ズボン)
jeans(ジーンズ)
socks(靴下)

しかし、靴や靴下など、片方だけを言いたいときはa shoe、a sockと言うこともあります。

まとめ

今回は名詞の複数形のバリエーションをご紹介しました。不規則変化は覚えるしかないものも多いので少々面倒ですが、覚えてしまえばあとは楽!

色んな名詞の複数形を知っていくことで、なんとなく感覚が掴めて「コレはこんな発音かな?」とわかっていくこともありますので、英文を目にした際には名詞の複数形にも注目してみましょう^^

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ABOUTこの記事をかいた人

子供英会話講師歴15年。 大手英会話教室に勤務したのち、独立し現在は大阪府豊中市・池田市でLITTLE KIDSという子供英会話教室を運営しています。めちゃくちゃ声が大きいのが特徴。 2人の男の子の母親でもあります。