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目次
「OK」の由来、諸説あり
「OK」という言葉は「大丈夫」「問題ない」という意味で使われており、英語圏のみならず世界中の人が同じ意味で使っている言葉です。
しかし、OとKというアルファベット2文字でなぜ「大丈夫」「問題ない」というような意味になるのでしょうか。
実はOKの由来には、ハッキリとしたものはわからないと言われていますが、所説あります。
今回はそんな「OK」の由来、諸説をまとめました。
諸説 1 :Oll Korrectの略
「OK」という単語が初めて現れたのは、実は新聞だったのです。
1839年、ボストンの新聞に「Oll Korrect(全て正解)」の略として記載されました。ちなみに本来は「All Correct」が正しいスペルですが、ユーモアの意味であえて違うスペルで表記したようです。
「OK」はその後アメリカ合衆国に広まり、1861~1865年の南北戦争中によく使われたことで更に広まり、19世紀にはイギリスでも使われるように。
当初イギリスでは正しくない英語だとされていましたが、その後一般的にも認識され、広まっていきました。
諸説 2 :大統領候補のあだ名にかけて
1840年のアメリカ合衆国大統領選挙。
候補者の一人、マーティン・ヴァン・ビューレンはニューヨーク・キンダーフック出身であることから、マーティンの支持した民主党一派が「Old Kinderhook」の頭文字を取り「O.K.Club」という支持グループを作りました。
そのO.K.が、承認する意味を持つ言葉に発展したという説もあります。
諸説 3 :戦争中
戦時中、自分たちの部隊に死者が出なかったことを「0 killed(死者0人)」と表しました。
0がOというアルファベットにも見えることから、「死者がいなかった」=「問題がない」という意味で、OKと言われるようになったと言います。
諸説 4 :スペルミス
第7代アメリカ大統領のアンドリュー・ジャクソンは、スペリングが苦手だったと言います。
そのアンドリューが間違えて書類に「Oll Korrect」と商人のサインをしたことから、OKと言われるようになったという説もあります。
諸説 5 :スコットランド英語が語源
スコットランド語で「わかった」「いいよ」などをoch ayeと言います。
その言葉の響きをOとKのアルファベット2文字で表し、OKという言葉になったという話もあります。
「OK」=「良い」ではない!

OKをgoodと同じ意味で使っている人はいませんか?
実はOKはgoodとはずいぶんニュアンスが変わります。goodは単純に「良い」という誉め言葉になりますが、OKは「まぁまぁ」「別段問題がない」「大丈夫」というような意味です。
“How are you?”と尋ねて “I’m OK.”と返ってきた場合は、「まぁまぁかな」「悪くはない」と言うようなニュアンスです。
食べ物に対して”It’s OK.”というのも「食べられないことはない」「まずくはない」というような意味になるので気をつけましょう。
「おいしい」と言いたいときは”It’s good.”です。
表情や声色によって様々な意味に受け取られる

頼みごとをされて「OK」と言うとき、注意して欲しいのがそのテンション。
表情や声によっては「あぁ…まあ、いいけど」というような若干のネガティブ要素を含んだ意味合いになります。
快く頼まれてあげたいときは、表情と声色を明るくすることを忘れないで。もしくは”OK. I’m happy to do that.(いいよ!喜んで)”というように、一言つけたしてあげると良いでしょう。
「OK」の反対「NG」は英語圏で通じない!?
「OK」は世界中で使われるのに、「NG」は海外で通じないことを知っていましたか?実際今書いているこのブログの画面でも、スペルチェックツールが「NG」は英語でないとチェックをはじきました。
実はNGは和製英語。「No Good」の略語なんです。外国人には「???」な言葉なので、使わないようにしましょう。
OKの発音は日本語のソレとは違う
日本語で「OK」と言うと、Oの方にストレスを置きますよね。
英語では逆で、Kのほうにストレスを置きます。
It’s OK.と言いたいときは、It’sのツとOKのオがつながるので、「イッツォケイ」(太字を強く発音)となります。
まとめ

今回はOKの由来と、OKにまつわるあれこれのお話でした。
OKの由来は諸説あるのでコレ!と断言はできませんが、トリビア的に知っておくと話のネタにも良いのでは。
OKの正しい意味を知って使うことで、誤解なくコミュニケーションを取ることができます。
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