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「痛み」を表す言葉のはsore、pain、ache、hurtという4つの言葉があります。
いずれも体の痛みなどに使う言葉なのですが、この4つの言葉には微妙に違いがあるんです。
痛みの種類が違ったり、心の痛みにも使えるものもあったり。
今回はそんなsore、pain、ache、hurtの違いを、例文と共にご紹介します。
目次
sore

傷や炎症で、ヒリヒリとする痛み。出血のある痛みなどには使いません。
sore throat(のどの痛み)
《例文》
I have a sore throat from a cold.
(風邪をひいて喉が痛い) [形容詞]
soreは形容詞としても使うことができるんです。
be sore from~.で、「~のせいで痛みがある」となります。
筋肉痛など、
《例文1》
I’m sore from working out last night.
(昨夜運動したせいで筋肉痛だよ。)
《例文2》
My legs are so sore because I climbed the mountain yesterday.
(昨日登山をしたので脚が痛い。)
《例文3》
After finishing a full marathon,my whole body was extremely sore.
(フルマラソンの後、全身がひどく筋肉痛だった。)
pain

痛み。体の痛みだけでなく、感情の痛みも表すことが可能な、幅広い用途を持つ単語です。
痛みの種類は急性のものであったり、痛みの度合いも強いものを言います。
「部位」+pain で「〇〇痛」
back pain=腰痛
joint pain=関節痛
muscle pain=筋肉痛
ただし、筋肉痛であることを表現したい場合は前述のbe sore from~.を使った方がナチュラルに聞こえるでしょう。「筋肉痛」という単語が言いたいときに使います。
動詞としても使える
「痛みを与える」という動詞にもなります。
It pains me to see my son struggling with a high fever.
(息子が高熱で苦しんでいるのを見ると、胸が痛い。)
接尾語fulを使って形容詞にも
painfulという形容詞もよく使います。
《例文1》
I hate getting an injection.It’s so painful.
(注射は大っ嫌い。痛いもの。)
《例文2》
A : I had an eye surgery last week.
(先週目の手術をしたんだよ。)
B : Oh really? Is it still painful?
(えっ、本当?今も痛い?)
A : No,not anymore. But right after the surgery, it was.
(いや、もう痛くないよ。でも手術の直後は痛かったね。)
ache

体の部位が痛む。painに比べると弱く、ズキズキと断続的な痛みのイメージです。
《例文》
My head is aching.
(頭が痛い。)
「部位」+ache
headache=頭痛
toothache=歯痛
stomachache=胃痛、腹痛
backache=腰痛
《例文》
I have a toothache. I need to go to the dentist.
(歯が痛い。歯医者さんに行かなくちゃ。)
心の痛みには使えないが…
基本的にacheは、心理的な痛みを表す動詞としては使えません。
しかしながら、唯一heartache(心の痛み)とは 言います。
《例文》
The movie was such a heartaching story.
(その映画は心が痛む話だった。)
hurt

「痛む」という自動詞、「傷つける」という他動詞、どちらにもなります。
ちなみに過去形、過去分詞形、すべてhurtです。
体の部位が痛む場合
体の部位を主語にして、hurtを使って表現します。
《例》
My right arm hurts.
(右の腕が痛い。)
また、明らかにケガをしているなど、痛む場所がどの部位かわかるときは、主語をitにすることも多いです。
《例分》
Oh my gosh! You’ve got injured! Does it hurt?
(大変!あなたケガしてるじゃない。痛い?)
「痛い!」と咄嗟の一言に
“It hurts!”で、「痛い!」と、咄嗟に出る一言に。
脚の小指をぶつけたとか、包丁で指を切ってしまったとかいう時に言います。
人の感情を傷つけるという意味も
《例文1》
I got hurt at what he said to me.
(彼の言った事で、私は傷ついた。)
《例文2》
I won’t hurt you.I promise.
(君のことを傷つけたりしないよ。約束する。)
「傷ついている」という場合は、受動態(受け身表現)を使ってbe hurtとします。
環境を壊す意味としても使える
人の気持ちのみならず、環境に打撃を与える、崩すといったような意味でも使えます。
《例文》
We need to work hard not to hurt the environment.
(環境を破壊しないように努力しなくてはならない。)
会話の相槌としても
「それはキツイな」「それは大変だよね」といったような、会話の相槌として”That hurts.”と言います。
《例文》
A : I broke up with my boyfriend.
(彼氏と別れたの。)
B : Oh no.That hurts.
(えっ、それは辛いね。)
どんな痛みか表現することば

痛みの種類もさまざま。どのような痛みなのかを言い分けることができると、相手に伝えたい場合に便利です。
burning pain=ヒリヒリする痛み
やけどの痛みなど、熱さを感じる痛みに使います。
gripping pain=ギューッとなる痛み
gripというのは「握る」という意味です。
ギューツと握られるような、締め付けられるような痛みの時に使います。
throbbing pain=ズキズキする痛み
心臓が脈打つのと共に、ズキズキと痛むようなときに使います。
prickling pain=ちくちくする痛み
針で一瞬刺してしまったなどのような、チクッとした痛み。
stinging pain=刺すような痛み
こちらはpricklingよりも強い痛みです。
stabbing pain=非常に強い刺すような痛み
かなりの痛みがイメージできます。「突き刺すような痛み」です。
まとめ

今回は「痛み」を表す単語のニュアンスや使い方の違いについてのお話でした。
痛みを感じることは、人生において少ない方が良いですが、避けられないことも多々。
そんな時に的確に表現できると良いですね。
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