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大なり小なり、日常的に「ありがとう」と言う場面は多いものです。
物を手渡してもらった時の「ありがとう」から、何か助けてもらった時に感謝の気持ちを表したい「ありがとう」、同じThank youでは芸がありません。
今回は「ありがとう」の気持ちを伝えたい時に使いたいフレーズをご紹介します。
どんな「ありがとう」を伝えるか、シチュエーション別に分けました。
目次
Thankを使った「ありがとう」11パターン

Thank you.は元々、「感謝する」という動詞thankを使って、I thank you(あなたに感謝します)の主語を省略した形。
thankを使った「ありがとう」には、Thank you.やThanks.だけでなく、色んな表現の仕方があります。
1. Thank you so,so much.
本当に、本当にありがとう。
Thank you so much.は「本当にありがとう」というようなニュアンスですが、soを繰り返すことで、「本当に、本当に」というように、感謝の気持ちを強調することが出来ます。
2. Thanks a lot.
どうもありがとう。
a lotというのは「たくさん」という意味。a lot of money=たくさんのお金、I ate a lot.=たくさん食べた。というように使います。
Thanksにも使うことで、ありがとうの気持ちをより届けられます。
3. Thanks a million.
どうもありがとう。
a million=100万。a lotと同じような意味で、「たくさんの」というニュアンスから感謝の気持ちを強調することが出来ます。
4. Thanks a bunch.
どうもありがとう。
bunchというのは「束」という意味。ありがとうを束にして伝えたい!ということで、感謝の気持ちを強調するわけです。
しかし、注意が必要なフレーズでもあるんです!
やや皮肉っぽく聞こえる言い回しなので、他の表現を使った方が無難でしょう。「皮肉を込めたニュアンスがある」ということを知ってもらいたいので紹介しました。
5. Thanks anyway.
とにかくありがとう。
もう、色々とお礼の言葉を述べたいんだけど、とにかくありがとう!ありがとうしかない!というようなニュアンスです。
6. Thank you from the bottom of my heart.
心の底からありがとう。
from the bottom of my heart(心の底から)は覚えておきたい表現。
お礼だけでなく謝罪や同情など、真摯な気持ちを伝える時に使います。
《例文》
I feel so sorry from the bottom of my heart about the disaster.
(災害が起きて、心の底から残念に思います)
7. Thanks always.
いつもありがとう。
いつもお世話になっている人や、親密な相手日頃の感謝を伝えるにはこれ。
always=いつも、を入れるだけで今日だけでなく、いつも感謝していることを表現することが出来ます。
8. I can’t thank you enough.
感謝してもしきれません。
enough=十分、という意味。
「十分に感謝できない」と直訳できることから、感謝してもしきれないという意味になります。
9. Please accept my deepest thanks.
私の深い感謝の気持ちをどうか受け取ってください。
accpet=受け取る、という意味の動詞です。
deep=深い、ですがここではdeepestと最上級にすることで、「これ以上の深い感謝はない」というような、感謝の気持ちを表しています。
10. Many thanks.
色々ありがとう。
シンプルで覚えやすいフレーズですね。相手が色んな面で力になってくれたり、何かをしてくれたりなどで、色んなことに対してお礼を言いたいときに使います。
11. Thanks heaps.
どうもありがとう。
オーストラリアでよく使われる表現。
heaps=山積みになった、というような意味です。
Thankを使わずに伝える「ありがとう」9パターン

thankを使わなくても「ありがとう」という気持ちを表現することができます。
これらの表現を使えるようになると、ぐっとこなれた印象になるので、ぜひとも使えるようになりたいフレーズたちです。
1. I owe you a lot.
恩に着るよ。
owe=(人に)借りを作るという意味。
何かをしてもらったことで、「相手に借りができた」状態とし、そのことを感謝として述べています。
I owe you one.でもOKです。
2. I’m much obliged.
本当にありがとうございます。
oblige=人に恩義を施すという意味。be obligedと受動態(受け身)にすることで「恩義を施されている」となり、そのことに感謝の意を表しています。
イギリスでよく使われる表現です。
3. You shouldn’t have.
気を遣わせたね。
should have 動詞の現在分詞=するべきだった、となります。
ここでは否定形になっていて、しかも動詞は省略されています。直訳すると「あなたは(それを)するべきじゃなかった」となりますが、「気を遣わせちゃったね」とか、「わざわざありがとう」というような気持ちを伝えることができます。
日本語でも「もう~!そんなことしなくていいのに~!」とお礼の代わりに言うことありませんか?あんな感じです。
4. You’re the best!
あなた最高!
直接的な「ありがとう」には感じられないかもしれませんが、何かをしてもらったお礼としてYou’re the best!という風に使うこともできるんです。
5. I appreciate it.
感謝します。
ややお堅い表現です。「~してくれて助かる」とか、「~してくれてありがたい」というようなニュアンスですね。
I appreciate if you could send it to Mr.Gellar for me.
(ゲラーさんにこれを送っておいてもらえると助かるよ。)
このようにifを使えば「~してくれると助かる、嬉しい」という風にも使えます。
また、I appreciate your understanding.
(あなたの理解に感謝します。)
という風に、名詞(ここではunderstanding)をもってくることもできます。
6. Cheers!
ありがとう。
Cheers!と言えば「乾杯!」というような意味で知られますが、イギリスではThanks.のようなカジュアルなお礼の言葉として使われます。
7. I’m indebted to you for this.
今回の事は恩に着ます。
元々indebt=負債を負わせる、債務を負わせるという意味。
これをbe indebtedと受動態にして、「債務を負わされている」状態、つまり借りがあるということ。I owe you.と同じ意味合いのお礼の言い方です。
8. I’m grateful.
感謝しています。
grateful=感謝している、という形容詞です。
誰に感謝しているかを述べたいときはtoをつけて。
I’m grateful to you.とします。
9. You’ve been very helpful.
君には助けられっぱなしだよ。
have been 動詞の過去分詞=現在完了。
ある時点から現在まで、その状態が続いていることを表します。つまり、相手がずっとhelpful(役に立つ)だというわけです。
色んなシーンで使える! Thank you for~14パターン
Thank you for~で「~をありがとう」。
forの後は名詞、または動名詞(動詞+ing)を入れて、相手からもらったものや、してもらったことに対する感謝を表します。
日常生活からビジネスシーンまで、ありとあらゆる場面で使えます。
1. Thank you for your letter.=お手紙ありがとう。
2. Thank you for your present.=プレゼントをありがとう。
3. Thank you for your time.=お時間をいただきありがとう。
4. Thank you for your corporation.=ご協力ありがとう。
5. Thank you for listening.=ご清聴ありがとう。
6. Thank you for your message.=メッセージをありがとう。
7. Thank you for your call.=お電話ありがとう。
8. Thank you for inviting me.=ご招待ありがとう。
9. Thank you for having me.=ご招待(呼んでくれて)ありがとう。
10. Thank you for your kindness.=親切にしてくれてありがとう。
11. Thank you for everything.=いろいろとありがとう。
12. Thank you for today.=今日はありがとう。
13. Thank you for your order.=ご注文ありがとうございます。
14. Thank you for your inquiry.=お問い合わせありがとうございます。
SNS上で使える「ありがとう」4パターン
1.Thx=Thanks
2.TY=Thank you
3.TYVM=Thank you very much
4.TIA=Thanks in advance
Thanks in advanceは「前もってありがとう」という意味。日本語ではあまりこのような言い方はしませんが、例えば誰かにお願いをする際、相手の了承を得る前に言うフレーズ。
ビジネスメールなどで、依頼をする際の結びとして使われることが多いです。
そのため、相手がお願いをOKしてくれるかわからない状態なので、ちょっと押しつけがましい印象を与えてしまう可能性もあります。
軽い依頼であればさほど問題はないでしょうが、面倒な依頼やややこしい内容を頼んだうえでのThanks in advance.は「やっておいてくださいね。よろしくお願いします」って感じに受け取れてしまいます。
「ありがとう」のバリエーションを増やしてお礼上手になろう!
今回は「ありがとう」と感謝の気持ちを表すフレーズや言い方をまとめました。
Thank youを使わずとも感謝を伝えられる言い回しも多く、またシチュエーションや相手、お礼の内容によってもいろんなフレーズを使い分けることができます。
いろんな「ありがとう」が言えると、感謝の気持ちもより温かく、真摯に伝わるはず。ぜひ使い分けてみてくださいね。
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