What’s your name?は失礼!?自分から一言発するだけで相手の名前がわかる

初対面

スポンサーリンク

学校の英語の授業の教科書の、かなり早い段階で出てくるフレーズ”What’s your name?”。

私たち日本人にとって、英会話の基礎中の基礎!というイメージが強いですが、このフレーズは実はネイティブはほとんど使いません。

相手の名前を聞く時は、学校では習わなかったような言い方で相手の名前を尋ねるんです。もしかしたら海外ドラマ好きな人にはわかるかも?

今回は、大人のマナーとして知っておきたい、名前の尋ね方のお話です。

What’s your name?は不適切?

What’s your name?は名前を尋ねるのにあまり適切なフレーズとは言えません。

しかしながら、私の教室を含め、多くの子供英会話教室ではWhat’s your name?と尋ねる練習をします。矛盾してるやないかー!!ってことなのですが、これには理由があります。

・What’s your name?は小さな子供なら許されるニュアンスであるため
・質問としては短く、また小さな子供でも覚えやすいため
・生徒間のコミュニケーションのため(会話の練習)

以上のような理由で、子供英会話教室ではWhat’s your name?を教えるのだと私は思っています。

What’s your name?はこう聞こえる

・「名前なぁに?」
・「名前は何だ?」

このように、なかなか直接的です。

初めてであった幼い子供同士ならまだしも、大人が言うと尋問のように聞こえます。不躾な印象を与えるというイメージがわいたでしょうか。

相手の名前を知りたいときは何と言う?

握手

では、相手の名前を知りたい時はどのように質問すれば良いのでしょうか。いくつか例を挙げてみます。

I’m 〇〇. And you are…?

A : I’m Hanna. And you are…?
(ハナです。あなたは…?)

B : I’m Andrew. Nice to meet you,Hanna.
(アンドリューだよ。ハナ、はじめまして。)

A : Hi,Andrew. Nice to meet you,too.
(こんにちは、アンドリュー。はじめまして。)

カジュアルに名前を尋ねたいときはこれが一番良いでしょう。英語圏では、「相手の名前を知りたいなら先に名乗る」のがマナー

海外ドラマでも、このように自ら名乗り、相手にも名乗ってもらうシーンは多く出てきます。

また、”I’m 〇〇.”だけで”And you are…?”を言わなくても、相手から”I’m Andrew.”と名乗ってくれることも多いでしょう。

非常にカジュアルな場合は、”I’m”なしで、名前のみを伝え合うケースもあります。

Can I ask your name?

A : Hello,I’m Hanna.Can I ask your name,please?
(こんにちは、ハナです。お名前を聞いてもいいかしら?)
,br>
B : Hi,I’m Andrew. Nice to meet you.
(やぁ、アンドリューだよ。はじめまして。)
,br>
A : Nice to meet you,too.
(はじめまして。)

ネイティブの人は、自分が先に名乗ればたいていの場合名乗ってくれます。なので、実質名前を尋ねる必要というのはない場合が多いです。

しかし、自分が名乗っても相手が名乗ってくれない場合、名前を尋ねることになるでしょう。その時は”Can I ask your name,please?”と尋ねると良いでしょう。

May I ask your name,please?

これは非常にフォーマルな言い方です。日常ではなかなか使うことはないかと思いますが、ホテルのフロントや高級レストランなどで、このように尋ねられる場合はあるでしょう。

自分は使う機会がなくとも、May I ask your name,please?が非常に丁寧な言い方だということは知っておくとよいですね。

また、pleaseを取ってMay I ask your name?となると、前述のCan I ask your name?とさほど変わらないニュアンスになり、日常の中でも使えるフレーズとなります。

カジュアルな出会いの場では”I’m…”を使って、フォーマルな自己紹介の場では”My name is…”を使うという使い分けをすれば間違いないでしょう。

My name is…は死語なのか!?

疑問

「ネイティブは自分の名前を名乗るときに”My name is ○○.”とは言わない!」と書いてある本も多くあります。”I’m 〇〇.”のほうが自然だという説があるのです。

しかし、海外のオーディション番組で自己紹介をしている場面などでは、多くのネイティブが”My name is…”を使っています。このことから、My name is…はネイティブの言わないフレーズとは言えません。

傾向として、My name is…はフォーマルな場や、少しかしこまったシチュエーションで使われることの方が多いようですが、はっきりとネイティブの中でも位置づけしている人ばかりではありません。

カジュアルな出会いの場ではI’m…を使い、フォーマルな自己紹介のシチュエーションではMy name is…を使うようにすればまず問題ないでしょう。

まとめ

今回は名前を尋ねる時の適切な言い方のお話でした。

・What’s your name?は不躾な印象
・相手の名前を知りたい場合はまず自分が名乗る
・自分が名乗ればたいていの場合相手も名乗ってくれる
・敢えて聞く場合は”Can I ask your name?”
・カジュアルな場での自己紹介…I’m〇〇.
・フォーマルな場での自己紹介はMy name is〇〇.

第一印象は、初めて会った瞬間に決まります。会話の始まりの印象が、その後の相手との関係性を決める場合も多いにあるでしょう。

感じよく自己紹介をして、感じよく名前を聞けることが大人のマナーのひとつと言えるでしょう^^


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

子供英会話講師歴15年。 大手英会話教室に勤務したのち、独立し現在は大阪府豊中市・池田市でLITTLE KIDSという子供英会話教室を運営しています。めちゃくちゃ声が大きいのが特徴。 2人の男の子の母親でもあります。