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先日、友人からこんな相談を受けました。

なるほど。彼女だけに限らず、きっとこんな風に考えている人って多いのだろうなと思います。
でも何から始めればいいかわからない。英会話教室に通う時間はない。そもそも英語は苦手だったから、学生時代に習ったことももう覚えていない…。
今日はそんな、英語が話せるようになりたいけれど、何から始めればよいのかわからないって人に、英語の勉強のヒントをお教えします。
目次
「英語が話せる」と言えるレベルとは?
それぞれ、「これくらいのところに行きたい!」という希望到達レベルは違うでしょう。
最低でもこのくらいのレベルが「英語が話せる」に相当するかな?と思います。
【日常会話において】
1. 文法が完璧でなく、小さいミスはあっても良いので、自分の言いたいことが英語で表現することができる
2. 相手に質問することができる
3. 相手の言うことを聞き取ることが出来、大筋が理解できる
これくらいあれば、少なからず「英語が話せる」と言っても良いのではないでしょうか。
ちなみに「英検〇級を持っている」「TOEICで〇〇点を持っている」=「英語が話せる」にはなりません。英語力があることは確かだと思いますが、英語力=会話力ではないからです。
「英語が話せる」レベルになるための4ステップ

では、「英語が話せる」と言っても良いレベルになるためには、どのようなステップで何をすれば良いのでしょうか。
そこで「英語が話せる」人になるための4ステップをご紹介します。
1. 中学英語のおさらいをする(語彙・文法)
2. 中学英語レベルのシャドーイングをする(リスニング強化)
3. 英会話本を読む
4. 外国人と話す機会を作る
1. 中学英語のおさらいをする(語彙・文法)
これを言うと、「え~!?嘘だ!だって中学3年間英語勉強したのに、話せないよ!」とよく言われます。
ここで理解していただきたいのは、「中学3年間英語の授業を受ければ話せるようになる」ってことではないということです。中学3年間英語の授業を受けた「だけ」では、残念ながら話せるようにはなりません。
そうではなく、
「中学3年間で習ったことを完全に理解し覚えていて、なおかつそれを口にすることができるようになれば、英語を十分なレベルで話すことができるようになる」ということです。
日本の英語教育はダメだ!と言われがちですが、中学で習う内容は十分に会話が可能なレベルをカバーしています(時々「えっ、なんでそれ教えたの?使わないのに」とか、「結構それ失礼な言い方だよ」ってものもありますが…)。
そのため、中学英語を完璧にしておけば、少なからず自分の言いたいことが言えず困るってことはほとんどないのです。
最近では、中学英語のおさらい教本もあるので、まずは徹底的に中学英語をやっつけましょう!
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2. 中学英語のシャドーイングをする(リスニング強化)
語彙と文法は、中学英語の教本をおさらいすることでカバーできますが、リスニングは文字での勉強ではなかなか強化が難しい部分。
そこで、「シャドーイング」という勉強法を使って、リスニングを強化しましょう。
シャドーイングとは、リスニング教材を聞きながら一字一句同じように口に出すという勉強法です。
シャドーイングのやり方
では、シャドーイングの実施方法をお教えしましょう。準備するものは次の物です。
・リスニング音源
・内容の文面
リスニング音源は、中学英語の教本にCDがついていれば、それを使いましょう。
教本にCDがついていないようであれば、みんな大好きYoutubeで「中学英語 リスニング」で検索を。中学レベルのリスニング動画がわんさかでてきます。画面にリスニング音声の内容が書かれている動画を選びましょう。
1. 音声を聞きながら文章を黙読
CDを使用する場合は、教本もしくは解答についている音声の文章を読みながら、CDを流します。
動画を使用する場合は、画面に出ている文章を読みながら音声を聞きます。
まだ声には出さなくてOKです。
2. わからない単語と文法をチェック
文章の中で、知らない単語や文法的に理解できていないところはないかを見てみましょう。わからない部分があれば、辞書で調べたり、教本で文法を調べたりして、完全に内容を理解できている状態にしましょう。
また、単語と単語がくっついて聞こえる部分(リンキングと言います)や、単語の最後の音が欠落している部分などは、文章に直接書き込んでいきます。
3. 音声を聞きながら文章を声に出して読む
ここで音声を聞きながら、音声の進みの通りに文章を読んでいきます。
リンキングする部分もや語尾の欠落などもすでに調べてあるので、チェックを入れた通りに読んでいけば後れを取ることはないはずです。
しかしながら、最初はなかなかこれが難しい。ここの工程は何度も何度も繰り返して、リスニング音声と同じスピードで読むことが出来るようになるように練習しましょう。
4. 音声だけを聞いて声に出して言う
一般的にシャドーイングと呼ばれるのはここの部分のみです。要は、シャドーイングをするにあたって、これまでの工程は準備段階だったといっても良いでしょう。
音声を聞いて瞬時にその通りに口に出して言ってみます。これも最初は難しい部分があるかもしれません。苦手な部分、なかなかうまくいかない部分が出てくることがありますので、そう言う場合は都度音声を止め、自分でゆっくりと練習したのち、もう一度最初からやり直しましょう。
シャドーイングの効果や詳しい方法については、こちらの記事からもどうぞ^^
3. 英会話本を読む
ここまでは、中学英語のおさらいとひたすらのリスニング(シャドーイング)ばかりで、なかなか英会話の勉強をしている感覚が得られなかったかもしれません。
しかし、英会話本を読み、すんなり理解するためにはこれまでの段階が重要です。中学英語を理解できていれば、英会話本を読んだときに「えっ?これなんでそうなるの?」ということは少ないはずです。
中学英語を理解しないままに英会話本に挑むと、わからない部分はその都度調べることになるので、英会話本がなかなか進みません。調べているうちに前の内容を忘れてしまったりと効率が悪いのです。
どんな英会話本を選べばいいの?
巷にはすさまじい数の英会話の本が存在します。書店に行けば、本棚にギッシリ並んでいて、どの本を選べばよいかわからない人もいるでしょう。
そこで、英会話本選びのポイントです。
1. 「日常会話」と書かれているもの
2. 「なんかおもしろそう」と思えるタイトルのもの
3. 中身を開いたときに、興味がわくもの
英会話の本はたくさんありますが、「日常会話」や「ビジネス英会話」など、英会話でもジャンルがあります。ここでは「日常会話」、もしくは同じような意味の言葉が書かれた英会話本を選びましょう。
日常英会話の本だけでも、ものすごい数があるので選ぶのに迷ってしまうでしょう。そういったときは「とっさに言いたいフレーズ」だとか「ネイティブはこう言う!」「本当に必要なフレーズ」など、ちょっとこれ読んでみたいかも、とキャッチフレーズやタイトルが興味を引くものを選べばよいです。だってね、どれもそこまで大幅には変わらないですから^^;全部英語での会話を教える本です。どうせならおもしろいのがいいですもんね。
中身を開いたときに絵があったり、マンガ形式になっていたり、どのようなスタイルでも「読み進めてみたい」と感じたものを選びましょう。
1冊を何度も何度も読むのがコツ
選んだ本は、読み終わったらまた最初から読みましょう。一度読んだだけですべてを覚えられる人なんてそうそういません。
たいていの本には英語フレーズのみならず、解説や発音のポイントなど、たくさんの情報があります。そういった細かい部分もくまなく読み、何度も繰り返します。
また、CDがついている本の場合はこの教材でシャドーイングをします。
4. 外国人と話す機会を作る
「英語がわかる」と「英語が話せる」は違います。
3までの工程で、あなたは随分「英語がわかる」ようにはなっているはずです。中学英語を網羅し、シャドーイングでリスニングやスピーキングのリズムを身につけました。英会話本を何度も読み、こういう時にはこんな風に言う…というフレーズも覚えました。
しかし、この状態で「英語が話せる」とはまだ言い難いです。なぜなら、実際の会話を行っていないから。ここで、英語を実際に話すシチュエーションを作りましょう。
・言語交換アプリを使う
・SNSを使う
・国際交流の場に出向く
・英会話カフェへ行く
要は、外国人と出会え!英語で話せ!ということなんですが、これにはいくつか方法があります。
HelloTalkというような言語交換アプリを使うと、いろんな国の人と出会うことができ、その中で言語を教え合ったり、チャットや通話で話が出来ます。
SNSは同じ趣味の人とも出会いやすく、いきなり通話…などということは無謀ではありますが、趣味や興味のあることやお互いの情報を軸に、コメントやメッセージなどでやり取りができます。
地域の国際交流センターに出向き、国際交流のイベントに参加するのも手。
英会話カフェは一番のおすすめです。レベル分けがされているので、初心者にはレベルに沿った会話の内容やスピードで話してもらえますし、同じ志の仲間にも出会えます。また、外国人も話を振ってくれたりなど、話しやすい状況を作ってもらえます。
あとはどれだけ英語に触れるか!
外国人との会話に慣れていないと、最初は緊張しますよね。わかっているはずの単語が出て来なかったり、なんと言えば良いか思考が止まってしまったりすることもあるでしょう。
もうあとはとにかく慣れ。回数をこなす、話す機会をどれだけ自分で作るかが上達のカギです。
また、外国人と話す機会のみならず、家でも英語に触れる機会をどれだけ作れるかというのも大事です。
間違いは当たり前。誰も完璧を求めてません!
これで合ってるか不安。間違えたらどうしよう…。私の発音おかしくないかな?
シャイな日本人はこの感覚が強くて、堂々と英語を話すことに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。
でも、心配はいりません。だって、日本人の母国語は日本語です。そう簡単にネイティブのように喋れなんてしません。ついでに言えば、ネイティブもあなたに間違いひとつない英語を話せなんて思っていません。
「だって母国語じゃないもん」開き直っていいんです。母国語じゃないのに、意思の疎通ができるほど話せているなら、少しくらいの間違い、全然良くないですか?日本語すら間違うことがあるくらいです。外国語なんて間違って当たり前。
結局勉強は避けられない。でも価値はあります!

「結局かなり勉強しないといけないんですね…」
そんな声も聞こえてきそうですね。はい、そうなんです。結局勉強しないと話せるようにはなりません。勉強+話す機会、この2つを実行して、初めて話すことが出来るようになるのです。
できれば楽して話せるようになりたいと思う人も多いと思いますが、楽して話せるようになった人はごくごく稀でしょう。だけれど、勉強したのちで得られた英会話力を使えば、人生の中で楽しめることは確実に増えます!
「話せたらいいな」だけで終わらせず、ぜひ実行してみてください^^応援しています!
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でも、英語が話せたら楽しいことも増えるだろうと思うし、外国人観光客から声をかけられても助けてあげられる。
仕事で外国の人と接することもでてくるだろうから、ペラッペラじゃなくてもいいから、話せたらいいなぁって思う。
どんなことから始めたらいいのかな?