go get!?come see!?動詞をふたつもつなげるなんてアリなの!?

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行動を示す言葉である「動詞」は、文章の中でも非常に重要な役割を果たします。

1文の中にひとつしか使われないというようなものでもなく、「不定詞」や「動名詞」などのように、前置詞の後に動詞をつけたり~ing形に変えたりして、ひとつの分の中に複数の動詞が出てくる場合もあります。

▼不定詞とは

to とともに動詞の原形を使い、「~すること」「~するために」「~するための」という意味になります。

I like to play tennis.<~すること>
(私はテニスをすることが好きだ。)

I go to see my grandmother every Saturday.<~するために>
私は毎週金曜、祖母に会いに行く。

I bought a bag to put my dictionaries.<~するための>
(私は辞書を入れるためのかばんを買った。)

▼動名詞とは

動詞をingに変化させることで「~すること」という意味になります。

I like playing basketball.
(私はバスケットボールをすることが好きだ。)

I have to practice reading more.
(私はもっと読む(ことの)練習をしなくてはいけない。)

I enjoyed talking Jenny last night.
(私は昨夜、ジェニーと話すことを楽しんだ。)



しかし、今回お話するフレーズは動詞をひとつの文章の中で複数回使用するにもかかわらず、不定詞でも動名詞でもないのです

go get,go seeなど、動詞をぶっつづけで2個持ってきちゃった

I’ll go get a coffee.
(コーヒーを取ってくるよ。)

You should go see a doctor.
(医者に診てもらうべきだ。)

あれあれ…。

go get、go seeという風に一般動詞が2つ並んじゃってます。こんなの学校で習ったっけ??と首をかしげる人も多いのでは。

私は記憶する限り、こういった使い方は学校の授業では習っていません。

しかし言葉は時代と共に、簡略化の方向へと進んでいます。

本来、上記の2つの文章はこうだったわけです。

I’ll go and get a coffee.
(コーヒーを取ってくるよ。)

You should go to see a doctor.
(医者に診てもらうべきだ。)

いずれも、andとtoが文章から抜かれています。

実際にこのような言い方をするネイティブは多いです。

その他にも、こんな言い方もあります。

Come see my exhibition next month.
(来月私の展覧会を見に来てね。)

Come talk to me anytime you want.
(いつでもそうしたいときに話に来てね。)

つまり「~しにいく」「~しにくる」という言い方は、go / comeに動詞をもうひとつつけるだけで表現できるわけです。

go / come talk
話をしに行く(来る)

go / come check
調べに行く(来る)

go / come listen
聞きに行く(来る)

go /come buy
買いに行く(来る)

go / come look
見に行く(来る)

come to seeとcome and seeは違う?

come to seeとcome and see。toとandで、どのように違うかと言うと、実際には違いはありません。

どちらも「見に(会いに)来る」という意味ですが、come to seeよりもcome and seeのの方がよく使われます。

go / come +動詞はTPOを選んで

このようにgo get、come seeのような言い回しは、どのような場面でもつかえるかというとそうではありません。

これらは話し言葉で、しかもカジュアルな場面で使うのに適したフレーズです。文章にするときや、フォーマルな席で使うにはくだけすぎているので、どういった場所で、どういった相手に使うのか注意が必要です。

しかし、とても使いやすいフレーズなので、覚えておくと便利です。

▼ちなみに、” a coffee”…気になりませんでしたか?

先ほどgo getの例文で、”I’ll go get a coffee.”というものがありましたが、coffeeは本来不可算名詞。ひとつ、ふたつと数えられるものではありません。

それなのにa coffeeとついていた理由とは…?

詳しい説明はこちらの記事からどうぞ^^


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ABOUTこの記事をかいた人

子供英会話講師歴15年。 大手英会話教室に勤務したのち、独立し現在は大阪府豊中市・池田市でLITTLE KIDSという子供英会話教室を運営しています。めちゃくちゃ声が大きいのが特徴。 2人の男の子の母親でもあります。