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「~するつもりだ」「~するだろう」というように、未来のことを表現する際に使う助動詞、will。
willの過去形とされているwouldですが、どういう時に使うか知っていますか?イマイチどんな時に使うのかよくわからないという人も多いのでは。
実はwouldには定型のニュアンスがあります。これを覚えておくととっても便利。wouldを使った例文もご紹介します。
目次
wouldってどんな単語?
まずはwouldがどんな意味を持つ単語なのかというお話からです。
wouldは本来、willの過去形とされていますが、実際以下のような意味があります。
(1)弱い推測、推量
(2)架空の話
(3)過去の習慣
(4)丁寧な希望
(5)丁寧な依頼
1. 弱い推測、推量
wouldには弱い推測、推量のニュアンスがあります。確信はもてていないが、「~だろう」というような感じです。
推測「~かもしれない」という助動詞にmayやmightがありますが、wouldはこれらよりも確信度は高いです。
しかしwillよりは確信度が低いという位置づけです。
I highly recommend this movie. You would love it.
(この映画、かなりおすすめよ。あなた気に入ると思うわ。)
A: What would you recommend in your restaurant?
(あなたのレストランでお勧めは何?)
B: I would recommend T-born steak. It’s so tender and juicy.
(Tボーンステーキをお勧めするね。とっても柔らかくてジューシーなんだ。)
2. 架空の話
「仮にこうだとしたら~」という時にもwouldを使います。実際実現していないものの、こんな風にするだろうなというようなイメージです。
I would travel all over the world if I win a million dollars.
(もし宝くじで100万ドルあたったら、世界中を旅してまわるだろうね。)
A: I broke up with Marie. But I miss her…should I call her?
(マリーと別れたんだけど、彼女が恋しくて…電話するべきかな?)
B: Well,I wouldn’t if I were you.
(いや、僕だったら電話しないね。)
3. 過去の習慣
would には「よく~したものだ」というような意味もあります。一度経験したというようなものではなく、度々そうしていたことに使います。
When I was little,I would do hide-and seek with my brothers in the bush near my house.
(幼い頃、家の近くの藪で兄弟たちとかくれんぼをしたものだ。)
ここでもしWhen I was little,I did hide-and-seek with my brothers in the bush near my house.とすれば「幼い頃に兄弟と家の近くの藪で”一度”かくれんぼをした」という意味になります。
しかしwouldを使うと、何度もそのようにして遊んだことを表現することができます。
4. 丁寧な希望
would like to~という表現を中学校で習ったはずです。「~したい」、want toの丁寧な表現です。
丁寧というより、控えめと言う方が的確でしょう。「~したい!」という希望を全面に押し出すよりは、「~したいものです」「~してみたいです」というように、控えめにワンクッション置くことで、ガツガツした感じが薄れるということです。
I want to~はストレートに「~したい」という意味になるので、時と場合によると主張が強いように感じさせる場合もあるのです。
I would like a BLT sandwich and a cola.
(BLTサンドとコーラが欲しいです。)
ちなみにa cup of coffeeなど、容器に入れないと数えることが出来ないとされている液体(飲み物)にもaをつけたりsをつけて複数形にすることも!
詳しくはこちらから。
5. 丁寧な依頼
また、Would you~?は「~してくれませんか?」という以来の意味を持ちますが、こちらも丁寧な言い方。
Will you~?よりも丁寧なので、目上の人やお店、知らない人に何かを頼む場合はWould you~?を使う方が良いでしょう。
Would you close the door,please?
(ドアを閉めていただけませんか?)
まとめ
今回はwouldの使い方についてのお話でした。I would like~.やWould you~?は学校でも習いましたが、(1)~(3)まではニュアンスの理解が若干難しい部分もありますね。
しかしネイティブがよく使う表現なので、マスターできると会話の幅もひろがります!
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