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「猿も木から落ちる」「豚に真珠」「二階から目薬」…など、日本語にはたくさんのことわざが存在します。
英語にも同じようにことわざがあるって知っていましたか? 「ことわざ」は英語で”proverb”と言います。
今回は英語のことわざをご紹介しますが、そんな中でも日本語にも存在することわざと同義となることわざをご紹介します。
1. A hedge between keeps friendship green.
【親しき中にも礼儀あり】
hedge=生け垣
「生け垣は友情を緑に保つ」が直訳。
程よい距離を保つことが、美しい友情を保つ秘訣だということですね。
2. A creaking gate hangs longest.
【柳に雪折れなし】
英語ではcreaking gate(きしむ門)を例にうたわれています。
hangは通常「~を吊るす」「~を掛ける」という意味ですが、ここでは「(状態が)持つ」という意味で使われています。
「きしむ門ほど長持ちする」という直訳です。
3. After a storm, comes a calm.
【雨降って地固まる】
storm=嵐
calm=静寂、静けさ
「嵐の後は静かになる」が直訳です。
4. All is well that ends well.
【終わり良ければすべて良し】
文法的に見るとちょっとややこしく感じますが、that ends wellは「うまく終わること」というようなニュアンス。
そして、all is well「全てよし」とあるので、「うまく終わることは、全て良い」=「終わり良ければすべて良し」となります。
5. A picture is worth a thousand words.
【百聞は一見にしかず】
worth=~の価値がある
「picture(写真や絵)は、1000の言葉ほどの価値がある」が直訳。
6. A word is enough to the wise.
【一を聞いて十を知る】
wiseは「賢い」という形容詞ですがtheをつけて名詞として使うと「賢者」という意味になります。
「賢者には一つの言葉で十分だ」という直訳です。
7. Better bend than break.
【長い物には巻かれろ】
bend=曲がる、曲げる
break=壊れる
better than~=~より良い
「壊れるより曲がる方が良い」。 自分を曲げないことで壊れるくらいなら、曲げる方がましだ。何事も柔軟にってことですね。
8. Better to ask the way than go astray.
【聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥】
astray=道に迷う
better than~で「~より良い」という意味です。「迷うよりも道を聞く方が良い」で、直訳とまでは行きませんが「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」に当たることわざです。
9. Birds of a feather flock together.
【類は友を呼ぶ】
feather=羽
flock=群がる
「同じ羽の鳥(同じ種類の鳥)は、群がるものだ」
10. Count not your chicken before they are hatched.
【捕らぬ狸の皮算用】
狸という日本の動物が使われているこのことわざには、英語ではニワトリが使われています。
hatchは「~を孵化させる」という意味で、be hatchedで「~が孵化する」。
「孵化する前にニワトリを数えるな」という意味です。
11. Custom makes all things easy.
【習うより慣れよ】
custom=習慣、風習、慣例
「習慣にすればすべては容易になる」という直訳です。
makeには「~を作る」という意味だけでなく、「~を○○にする」という意味もあります。
ここでは「all things(すべてのこと)をeasy(簡単)にする」という意味になります。
12. Easy come, easy go.
【悪銭身に付かず】
easy come(簡単に入ってくるもの)はeasy go(簡単に出ていく)。
お金とは働いて手に入れる物であり、悪いことをして得たお金はあっという間に出ていくものだ、という意味です。
13. Even a worm will turn.
【一寸の虫にも五分の魂】
wormというのはミミズのような、クネクネとした虫の事です。turnには「(角などを)曲がる」という意味がありますが、ここでは方向を変えて向かってくるとイメージしましょう。
evenは「~でさえ」という意味で、「小さな虫”でさえ”」というように、協調として使われます。
14. Example is better than precept.
【論より証拠】
example=例
precept=教訓、戒め
better thanは「長い物には巻かれろ」Better bend than break.でも出てきましたが、「~より良い」でした。
直訳で「教訓より例えのほうが良い」となりますが、「教訓などの言葉よりも、例えを見聞きしたほうがわかりやすい」という意味ですね。
15. Everthing comes to him who waits.
【待てば海路の日和あり】
himは「彼」という意味ではなく、一般的な意味での「人」として解釈しましょう。
who waitsがhimに後ろからかかっています。「待つ人」という意味になります。
16. Different strokes for different folks.
【十人十色】
strokeは「打撃」といった意味がありますが、ここでは「方法」や「やり方」という解釈をするとよいでしょう。
folkは「民族」という意味の名詞です。「民族によって違った方法がある」という直訳から、「十人十色」と同じ意味のことわざであると言えます。
17. Don’t teach fishes to swim.
【釈迦に説法】
当たり前に泳ぐ魚に泳ぎを教えても無駄ですよね。そのことから、その道に精通した人に知識を披露したり、教えたりするものではないということです。
詳しい人には素直に頼ったり甘えたりするほうが上手くいくってもんでしょう。
18. Failure teaches success.
【失敗は成功のもと】
teach=「教える」を使って、「失敗は成功を教えてくれる」という直訳になります。
19. First catch your hare.
【捕らぬ狸の皮算用】
Count not your chicken before they’re hatched.ということわざを先に紹介しましたが、こちらも「捕らぬ狸の皮算用」と同じ意味のことわざです。
hareというのは野ウサギのこと。First=「はじめに」catch your hare(野ウサギを捕まえろ).ということで、まだ捕まえてもいないのに…という「捕らぬ狸の皮算用」となります。
hareとrabbitの違いについては、こちらの記事をご覧ください。
20. First come, first served.
【先んずれば人を制す】
「一番初めに来れば、一番初めにもらえる」が直訳。「早い者勝ち」という意味でもありますね。
21. Fortune comes in at the merry gate.
【笑う門には福来る】
これも直訳どおりのことわざ。merryは「楽し気な」や「陽気な」という意味で、the merry gateが「笑う門」に当たります。
22. Hope for the best, but prepare for the worst.
【備えあれば患いなし】
「良いことは願え、しかし悪いことには備えよ」で、「備えあれば患いなし」と同じ意味のことわざだと言えるでしょう。
23. He that would the daughter win, must with the mother first begin.
【将を射んとする者はまず馬を射よ】
戦をテーマに作られたことわざですが、英語ではちょっとおもしろいこのになっています。
「娘を得たければ母から」という直訳で、娘を手に入れたいならまずは母に気に入られろという意味です。
He thatと来ていて違和感があるかもしでませんが、He must begin with the mother first.のHeをthat would the daughter winが修飾しています。
ことわざや慣用句では、口語では使われないような語順や文法が多く使われます。
24. Haste makes waste.
【短気は損気】
haste=急ぐ
waste=無駄にする
「急ぐと無駄をしてしまう」と直訳でき、「急いては事を仕損じる」と同じ意味のことわざです。
25. He that will lie will steal.
【噓つきは泥棒の始まり】
lie=嘘をつく
steal=盗みをはたらく
「嘘をつこうとするものは盗みをはたらこうともする」が直訳。
26. If you chase two rabbits, you will not catch either.
【二兎を追う者は一兎をも得ず】
chase=追いかける
これも直訳通りのことわざです。「2匹のウサギを追えば、どちらも捕まえられない」ということですね。ここで注目したいのがeitherです。
「どちらも」という単語にbothがありますが、否定文で「どちらも」という時はeitherを使います。
you will NOTと否定文になっているので、ここはbothではなくeitherを使うのが正解です。
27. Innocence is bliss.
【知らぬが仏】
innocenceは「無知」、blissとは「至福」という意味です。
したがって「無知は至福」。知らない方が幸せなことがある、という意味ですね。
28.Kill two birds with one stone.
【一石二鳥】
withには「~と一緒に」という意味の他、「(物)で」というように、手段や道具を表す時にも使える前置詞です。
《例》
Can you slice this pork with the knife?
(この豚肉を包丁で薄切りにしてくれる?)
29. Let sleeping dog lie.
【寝た子を起こすな】
Let (人または物) + 動詞で「(人)を~させる」という意味。
ここでは「sleeping dog(寝ている犬)を lie(横たわる)させろ」という意味で、「寝た子を起こすな」と同じ意味になります。
30. Little and often fills the purse.
【塵も積もれば山となる】
little=少し
often=頻繁に
fill=~を満たす、いっぱいにする
purse=財布
「少しを頻繁に行えば、財布も満たされる」が直訳。
31. Lookers-on see most of the game.
【岡目八目】
lookersは「lookする人」ということで「見物人」「見ている人」。
「見ている者には試合のことがよくわかる」という直訳で、当事者よりも第三者の方が物事をよく見ることができるものだという意味です。
32. Look before you leap.
【転ばぬ先の杖】
leap=大きく跳ぶ
直訳は「飛ぶ前に見ろ」。
33. Love me, love my dog.
【坊主憎けりゃ袈裟まで憎い】
ちょっとダークな意味合いの「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ですが、英語ではなんだかポジティブ。
「私の事を愛するなら、私の犬までも愛して」。その人だけでなく、その人の持ち物(大切な物)すら同じような感情を抱くという意味です。
34. Like father, like son.
【この親にしてこの子あり】
ふと、親子を見た時に同じような行動を無意識にとっていたり、子供を見て「パパとそっくり!」もしくはその逆の光景を目にすることがありますよね。
こんな時はLike father,like son.と言います。
LIke mother,like daughter.など、人によって単語を変えても良いです。
35. Many a little makes a mickle.
【塵も積もれば山となる】
mickleは「多量」「多額」といった名詞です。
小さなことでもたくさん集まれば大きなものになる。まさに「塵も積もれば山となる」です。
36. Misfortunes never come singly.
【泣きっ面にハチ】
fortuneは「幸運」ですが、misをつけるとその逆、「不運」という意味になります。
singlyはsingle(=ひとつ)の副詞。つまり、「不運はひとつではやって来ない」が直訳となり、「泣きっ面にハチ」と同じ意味です。
39. Might is right.
【勝てば官軍】
mightはmayの過去形ですが、ここでは全く意味が異なり「力」という意味で使われています。
直訳すると「力は正義」。道理はどうであれ、強いものが正義とされるという意味です。
40. Money talks.
【地獄の沙汰も金次第】
talkはご存知「話す」という動詞ですが、ここでは「モノをいう」という意味で使われます。
つまり「金がモノを言う」という直訳で、「地獄の沙汰も金次第」とあると言えます。
41. More is not always better.
【過ぎたるは及ばざるがごとし】
not alwaysで「~とは限らない」という意味になります。
「多ければ良いってもんではない」というのが直訳ですね。
42. No pain, no gain.
【虎穴に入らずんば虎子を得ず】
pain=痛み
gain=増える、増やすという動詞であると同時に、ここでは利得(=benefit)という意味で使われています。
No 〇〇,No △△.というフレーズは「〇〇なしでは△△は無い」という意味です。例えばNo beer,No life.であれば、「ビールなしでは生きていけない(人生楽しめない)」という意味。
というわけで、「痛みなくして利得は得られない」となり、日本語で言えば「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と同じことわざとなります。
43. No news is good news.
【便りがないのが良い知らせ】
これは英語でもそのままですね。
頼りがないのは元気な証拠(悪いことがあれば知らせが来るであろう)だから、心配しなくて良いという意味です。
44. No time like the present.
【思い立ったが吉日】
ここでのlikeは「好き」という動詞ではなく「~のような」という意味です。
「現在のような時は(今以外に)ない」ということで、「思い立ったが吉日」と同じ意味です。
45. Out of the mouth comes evil.
【口は禍の元】
out ofは「~の外」「~から出た」というような意味です。comesは「~となる」というニュアンスで使われています。
evilは「邪悪な」という形容詞で使われることが多いですが、ここでは「厄」だとか「わざわい」という意味です。
46. Patience is a virtue.
【石の上にも三年】
patience=忍耐
virtue=美徳
直訳すると「忍耐は美徳」。
47. Penny wise and pound foolish.
【安物買いの銭失い】
penny(ペニー)はイギリスの貨幣の単位で、その100倍がpound(ポンド)です。
「小金(Penny)には賢く大金(pound)には愚かだ」という直訳です。
Penny wiseやPound foolishだけで使われることもあります。
48. Pride will have a fall.
【おごれるもの久からず】
a fallで「転落」というニュアンスです。
プライドを持ちすぎると転落することになる、という意味で「おごれるもの久からず」ということわざと同義です。
49. Rome wasn’t built in a day.
【ローマは一日にして成らず】
こちらは日本語の訳と英語の訳がピッタリと合うことわざ。
builtはbuild(建てる、建設する)の過去形/過去分詞形で、ここではwasn’t builtとbe動詞が使われているので「建てられなかった」という受け身で使われています。
50. Seeing is believing.
【百聞は一見に如かず】
believeは「信じる」という動詞として知られていますが、「理解する」というニュアンスで使われることも多いです。
see、believeともにingをつけて「~すること」という動名詞として使われています。
「見ることは理解することだ」と直訳され、「百聞は一見に如かず」と同じ意味になります。
51.Set a thief to catch a thief.
【毒を以て毒を制す】
thiefは「泥棒」という意味です。
「泥棒を捕まえるためには、泥棒を置け」。「毒を以て毒を制す」と同じ意味のことわざです。
52. So many countries, so many customs.
【所変われば品変わる】
customは「習慣」という意味の名詞です。
「たくさんの国があり、たくさんの習慣がある」という直訳で、「ところ変われば品変わる」となります。
53. So many men, so many minds.
【十人十色】
「たくさんの人がおり、たくさんの精神がある。」上述の「So many countries,so many custom」と同じ文の構造です。
54. Spare the rod and spoil the child.
【可愛い子には旅をさせよ】
spareは「予備の」という形容詞として使われますが、「惜しんで捕まえる合わない」という動詞の意味もあるんです。
「鞭を惜しめば子供を甘やかすことになる」という直訳で、可愛いからこそあえて子供には苦労をさせるべきだという意味です。
55. Speech is silver, silence is gold.
【雄弁は銀、沈黙は金】
まさに直訳もピッタリと合うことわざです。
ペラペラと雄弁に話せることも素晴らしいが、時として黙っていることの方がより良いこともあるということです。
56. Stoop to conquer.
【負けるが勝ち】
stoop=かがみこむ
conquer=征服する
「征服するためにはかがみこめ」となります。
57. Strike while iron is hot.
【鉄は熱いうちに打て】
これも日本語と英語、まったく同じです。
while=~のうちに。
《例》
My brother ate my cookies while I was sleeping.
(私が寝ている間に、兄が私のクッキーを食べた。)
58. The early bird catches a worm.
【早起きは三文の得】
worm=みみず
「早く起きた鳥がみみず(獲物)を得る」ということから、「早く起きると三文分の良いことがある」という意味ですね。
59. The pot calls the kettle black.
【目くそ鼻くそを笑う】
60. There’s no use crying over spilt milk.
【覆水盆に返らず】
“There’s no use ~ing”で「~しても無駄だ」となります。
spilt=spill(こぼれる)の過去分詞形=「こぼれた」
「こぼれたミルクを願いても無駄だ」という意味です。
61. There is no royal road to leaning.
【学問に王道なし】
62. Time flies like an arrow.
【光陰矢のごとし】
arrow=矢
「時間は矢のように飛ぶ」。
「like + 名詞」で、「~のように」。
時間は矢が飛ぶように、あっという間に過ぎていくものだという意味。
63. Time is money.
【時は金なり】
ここではA is B、A=Bという意味です。
よってtime=時間、money=お金、なので、Time is moneyとなり、時間=お金という図式が成り立ちます。
よって、「時間はお金と同じように大切なものである(無駄にするな)」という意味となります。
64. The older, the wiser.
【亀の甲より年の劫】
~er,~erで、「~すればするほど~になる」という意味です。
ここでは「年を取ればとるほど賢くなる」と直訳できるので、「亀の甲より年の劫」という意味になります。
65. There is no time like the present.
【思い立ったが吉日】
There is no time like~=~のような時などない
present=現在、今
今のような時はない」と直訳できます。
「今と言う時はもうやってこない」ということから、「思い立った時に行動を起こすべきだ、でないとそんな時間はもうやってこない、ということです。
66. Throw a sprat to catch a mackerel.
【海老で鯛を釣る】
spratはニシン類の小魚です。mackerelはサバ。
直訳すると「小魚でサバを釣る」となり、「海老で鯛を釣る」と同じ意味です。
67. Two heads are better than one.
【三人寄れば文殊の知恵】
数や単語は変わっても、意味は同じであることわざは多いです。
「2つの頭はひとつより良い」と直訳でき、「3人寄れば文殊の知恵」と同義のことわざとなります。
68. What’s done is done.
【覆水盆に返らず】
ここでのWhat’sは「何」という疑問詞ではなく、「~な事」という関係代名詞です。
What is doneで「過ぎたこと」。
What is done(過ぎたこと) is done.で「過ぎたことは過ぎたこと」。取り返しがつかないという意味で、「覆水盆に返らず」です。
69. When poverty comes in at the door, love flies out of the window.
【金の切れ目が縁の切れ目】
なんとも悲しいことわざですが…。
povertyは「貧困」。「貧困がドアに訪れると、愛は窓から飛び去って行く」と直訳できます。
70. When one door shuts, another opens.
【捨てる神あれば拾う神あり
oneとanotherの使い方も理解できる、文法的に勉強になることわざです。
one door:(世界中にたくさんある中の)ひとつのドア
another :(世界中にたくさんある中の)他のひとつのドア
という意味になります。
anotherの後には本来doorがきてanother doorとなるのですが、ここでは省略されています。
71. When you are in Rome, do as the Romans do.
【郷に入れば郷に従え】
「ローマにいる時は、ローマ人のするようにしろ」と直訳できます。Romansは「ローマの人」という意味です。
“do as (人) do”は「(人)のするようにする」となります。
72. Where there’s smoke, there’s fire.
【火のないところに煙は立たぬ】
直訳すると「煙のある所には火がある」。
“Where there’s 〇〇,there’s ××”で「〇〇のあるところに××がある」となります。
73. Woman is as fickle as April weather.
【女心と秋の空】
flickle=気まぐれ
日本では「秋の空」と言いますが、英語ではApril weather、「4月の空」と言うのですね。
74. A friend to everybody is a friend to nobody.
【みんなの友は誰の友でもない】
「みんなに良い顔をする人は、誰からも信用されない」ということを表しています。
75. A bad wife ruins the house.
【悪い妻は家庭を壊す】
ruin=~を壊す、~をだめにする
まさか結婚したときに悪い妻だとは夫も思ってもみなかったでしょうけどね^^;結婚してみないとわからないことってありますからね…(ただの独り言)
76. A bad workman always blames his tools.
【下手な仕事人ほど道具を責める】
blame=~を責める
tool=道具
77. A friend in need is a friend indeed.
【必要な時にいてくれる友達が真の友達だ】
in need=~が必要な
indeed= 確かに
in needとindeedで韻を踏んでいるのもおもしろいですよね。
78. A good husband makes a good wife.
【良い夫には良い妻】
makeは「作る」という風に日本の学校では習うので、ちょっとニュアンスをつかむのが難しいかもしれませんが、makeには「(何かを)~にさせる」というような意味合いもあります。
ここでは、良い夫は妻を良くする=良い夫には良い妻、と考えると良いでしょう。
79. A stitch in time saves nine.
【時を得た一針は九針を省く】
stitchは「縫い目」という意味。刺繍中でも「〇〇ステッチ」と言ったりしますよね。
in timeは「間に合って」という意味ですが、ここでは「適切な時期」と言うニュアンスだと考えると良いでしょう。
「適切な時期にひと針ほどこしておけば、のちに9針縫うことにならなくて済む」という直訳で、適時に対処しておけば、あとで大事にならずに済むという意味です。
80. Absence makes the heart grow fonder.
【会えない時間が愛を育てる】
absenceは元々「欠席」という意味があります。ここでは、大切な誰かに会えないことを意味します。
fonderですが、形容詞fondの比較級。fondは「~を好んでいる」「~を深く思っている」という意味ですので、erをつけて「より~を深く思う」ということになります。
81. Adversity makes a man wise.
【逆境は人を賢くする】
adversityは「逆境」「困難」「苦難」といった意味です。
ここでのa manは一般的な「人」という意味で使われ、男の人に限定した意味ではありません。
82. A good beginning makes a good ending.
【始まりよければすべてよし】
ここでもmakeが使われています。直訳してmakesを「作る」としても、「良い終わりを生み出す」といったニュアンスで意味がわかりやすいのではないでしょうか。
83. All good things must come to an end.
【良いことには終わりがある】
mustの意味はあまり深く考えなくてもよいですが、All things come to an end.とするよりも強い断言のニュアンスがあります。
84. All covet, all lose.
【すべてを欲しがるとすべてを失う】
covetは「むやみに欲しがる」という動詞です。人間あまり欲張りにならずに生きたいものですね。
85. All is fair in love and war.
【恋と戦争ではなんでも正しい】
fairは「公正」という意味。
恋愛と戦争においては、何をしても良いということなのですが…果たして本当にそうなのかは個人的によくわかりません^^;
愛を勝ち取るため、勝つためには何でもしろってことでしょうか。
86. An occasion lost cannot be redeemed.
【逃した機会は取り戻せない】
redeemには「償還する」「(努力して)取り戻す」という意味があります。
lostはlose(失う)の過去形・過去分詞形ですが、ここでは過去分詞形で「失われた」と受け身の形になります。an occasionを修飾しており、「失われた機会」となります。
87. A stumble might prevent a fall.
【つまずきは転倒を防ぐ】
stumble=つまずき、よろめき
fall=転倒
preventは「~を防ぐ」という意味です。
88. Better late than never.
【遅くてもしないよりまし】
better than~で「~より良い」。never (決して~ない)よりもlate(遅い)ほうがまし。
89. Cheats never prosper.
【不正は決して栄えない】
cheat=不正、裏切り
prosper=繁栄する
で、「不正は決して栄えない」。ズルしても良いことはない、ってことですね。
90. Different strokes for different folks.
【十人十色】
strokeは「打撃」といった意味がありますが、ここでは「褒め方」や「おだて方」という意味で使われています。
またfolkは「民族」。
「民族によって違う誉め方がある」という直訳で「十人十色」という意味になります。
91. Every man is the architect of his own fortune.
【誰もが自分の運命の設計者】
architectは「設計者」「建築士」という意味です。fortuneは「運」や「運命」。
manはここでは「人」という意味で使われており、性別を指定するものではありません。
92. Every medal has two sides.
【物事には裏がある】
「どんなメダルにも両面ある」という比喩で「物事には裏がある」という意味となることわざです。
93. Everything comes to him who waits.
【待てば海路の日和あり】
himは、他のことわざでmanが「人」という意味で使われているのと同じで、性別は関係ありません。who waitsがhimに後ろからかかっていて、「待つ人」となります。
「すべての物もは待つ人のところにやってくる」という直訳になります。
94. Experience must be bought.
【経験は買ってでもしろ】
シンプルな受動態のことわざ。
be bought=買われる
mustは「~しなくてはならない」という助動詞ですね。
95. Faith will move mountains.
【信念は山をも動かす】
faithは「信仰」「新年」「確信」というような意味があります。信念を持って動けば、山のような大きなものも動かすことができるということですね。
96. Good seed makes a good crop.
【良い種は良い作物を作る】
seed=種
crop=作物
という意味です。
97. Grasp all, lose all.
【すべてをつかもうとすればすべてを失う】
graspには「(手で)にぎる、ギュッとつかむ」という意味があります。
「全てをつかもうとすると全てを失う」、日本語のことわざで言うと「二兎を追う者は一兎をも得ず」に似たような意味ですね。
98. He laughs best who laughs last.
【最後に笑うものが一番よく笑う】
laughs best、laughs lastと韻を踏んでいるのがおもしろく覚えやすいことわざです。
苦難に立ち向かう人へ向けての励ましのメッセージにも良いですね。
99. It’s always darkest before the dawn.
【夜明け前が一番暗い】
こちらも苦境に立たされている人への励ましとなりうることわざ。
dawnは「ドーン」と読みます。downとは違うので気を付けて。
100. It is a long lane that has no turning.
【どんな長い道も曲がり角がある】
励ましメッセージのことわざが続いています。
曲がり角のない道はない、どんな道にも曲がり角はある。という意味です。
101. It’s never too late to learn.
【学ぶのに遅すぎることはない】
何歳になっても学び始めることができるというメッセージのことわざです。
文法的にはnever be too lateが正しいですが、ことわざなどではしばしば文法よりも音感のほうが大切にされることがあります。
102. It takes two to tango.
【タンゴを踊るには2人必要】喧嘩両成敗
喧嘩をタンゴに見立てて、「2人いなければ喧嘩は起こりえない」という意味から、喧嘩はどちらにも責任がある、「喧嘩両成敗」という意味です。
103. Knowledge is power.
【知識は力である】
knowledge=知識。knoの音は「ノ」ではなく「ナ」に近い音で。
104. Learn to walk before you run.
【走る前に歩くことを学べ】
歩きもできないのに走ることはできないことから、応用を学ぶ前に基礎をしっかりと固めることが大切だ、という意味のことわざです。
105. Like attracts like.
【好きなものは好きなものを寄せつける】類は友を呼ぶ
好きな物を介して共通した人が集まるなど、似たものを寄せ付けるという意味から「類は友を呼ぶ」と似た意味のことわざです。
106. Live and let live.
【自分も生き他も生かす】
自分らしく生きつつ、他人のことも尊重しなさいという格言タイプのことわざです。
107. Love begets love.
【愛は愛を生む】
begetは「~を生む」という意味。
愛を持って接すれば、そこには愛が生まれるという温かい気持ちになることわざです。
108. Love is blind.
【恋は盲目】
好きになると悪いところも見えなくなるというこのことわざは、日本語でもよく使われますよね。
これが一体どういうことなのか、体験された方も多いと思うのですが…ま、あ私もそのうちの一人です(笑)
まとめ
今回は英語のことわざをご紹介しました。全く日本語と同じものもあれば、例えが変わっているものもありますが、言葉が違っても同じ意味であるものも多く、おもしろいですね。
また、英語ならではのことわざはメッセージカードに一言書き添えたりしても良さそうです。
会話の中で使えると、教養のある印象になるので、ぜひ覚えて使いたいフレーズです。
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