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目次
hopeの意味
hopeは名詞、動詞どちらでも使うことができる単語です。
【名詞】希望、期待
【動詞】希望する、期待する
ちなみに「ホープ」と日本語でも使ったりしますよね。「期待のホープ」とか。
日本語では「ホープ」と、「ホ」の音のまま伸ばしますが、英語ではoの音をしっかり発音します。
カタカナで書くとすれば「ホゥプ」と言った感じでしょうか。
wishの意味
wishも、hopeと同様に名詞と動詞、どちらとしても使えます。
【名詞】願望、望み
【動詞】願う、望む
hopeとwish、違いは何?
どちらも、何かを望むと言った意味で、同義語に思えるのですが、実は大きな違いがあるのです。
それぞれの単語がどういったニュアンスを含むのか、例文をまじえて考えてみましょう。
I hope~.の持つニュアンス
まずはhopeを使った例文を見てみましょう。
<例1>
A:I’m sure you’ll pass the exam.
(君はきっと試験に受かると思うよ。)
B:I hope so.
(そうだといいけれど。)
<例2>
A:Who do you think will win the competition?
(コンペで誰が優勝すると思う?)
B:Well,I’m not sure,but I hope Jessica wins.
(うーん、どうかなぁ、でもジェシカに優勝して欲しいな。)
上の2つの例を見て、何か気づきましたか?
いずれの例も、「まだ起きていないこと」について話しています。
hopeは、まだどうなるかわからないことに対して、「~だといいな(でも実際はわからないな)」という希望を表現する時に使うんです。
I wish~.の持つニュアンス
では次に、I wish~.がどんなニュアンスを持つのか、例文を見てみましょう。
<例1>
A:Are you free this coming Saturday? I’m going to the new restaurant with John.
(今週の土曜日、開いてる?ジョンと新しくできたレストランに行くんだけど。)
B:Oh,I have plans on that day. I wish I could go.
(そっか、その日は予定があるんだ。行けたら良かったなぁ。)
<例2>
Rebecca has beautiful blond hair. I wish I had hair like hers.
(レベッカは美しいブロンドの髪をしている。私も彼女のような髪だったらなぁ。)
いかがでしょうか。
こちらは、実現しえないことに対し、「~だったらよかったのに(実際はそうじゃない/できない)」というニュアンスを含みます。
I wishはその後に主語+動詞が来ることが多い
I wishは「~だったらよかったのにな」というニュアンスがありますが、I hopeがI hope to pass the exam.というようにhopeのあとにto 動詞(不定詞)を取ることが多いのに対し、wishは主語+動詞が来ることが多いです。
実際I wishは、「[主語]が~だったらよかったのにな」という使い方をすることがほとんどなのです。
<例1>
I wish I had a dog.
(犬が飼えたら良かったのになぁ。でも実際は飼えない)
<例2>
I wish I could help you.
(あなたの事を助けられたらいいのに。でも実際は助けられない)
I want to~はどんなニュアンス?
では、同じように「~したい」という意味のI want to~もついでにご紹介しましょう。
<例1>
I’m starving. I want to eat something.
(お腹がペコペコ。何か食べたい。)
<例2>
I want to be a nurse.
(私は看護師になりたいです。
こちらは、ただただ純粋に「~したい」。
単に願望、希望を述べていて、実際のところはニュアンスとして含まれません。
「あなたにまた会いたいです」は何と言えば良い?
「あなたにまた会いたいです」は、I hope、I wish、I want toのどれを使うと良いでしょうか。
それぞれのフレーズがもつニュアンスと共に、考えてみましょう。
I hope to see you again.(あなたにまた会いたいな、会えるかわからないけど)
I wish to see you again.(あなたにまた会えたらいいのにな、会えないけど)←あまりしない表現
I want to see you again.(あなたにまた会いたいな)
日本語ではどれも「会いたい」なのに、こんなにも違ってくるんですね。
I hopeとI wishは、まるでもう次に会うことがないかもしれない(もしくはない)かのように聞こえるので、相手からしたら「会いたくないのかな」と感じてしまうかも。
もっとも、「あなたにまた会いたいな」をI want to see you again.というのはちょっと直接すぎるところもあるので、Let’s meet up again.(また会おうよ)やI’ll catch up with you later.(またそのうち会おう)と言う方が自然ではあります。
「~したい」を使い分けよう
今回はI hope~、I wish~に加えI want toの3パターンの「~したい」についてお話しました。
どれも同じ希望を述べる動詞でも、チョイスを間違うとちょっと失礼にもなりかねないのでしっかりと押さえたいところですね。
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