人とはちがって、当たり前

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「人とちがう」って言われると、ちょっとドキッとしませんか。

例えばクイズの答えがAかBの二択で、自分以外の人が全員A、自分だけがBだと、とたんに不安になってしまったり。

日本は、「人と同じ」であることが好きな人が多いです。人と同じであれば、自分はこれで間違っていないと思えるからなのかもしれません。だけど、本当は人と同じだから、間違っていないとは言えません。

今日は、「人とちがう」ということの大切さのお話です。

好きや嫌いに正解はない

まずはあなたに質問します。

食べ物は何が好きですか。嫌いな食べ物もあるでしょうか。

学校で好きな教科は何ですか。また、苦手な教科は何ですか。

動物は何が好きですか。家では暇なとき、どんなことをしますか。

お気に入りのレストランはどこですか。好きな有名人やYouTuberはいますか。

これらの答えが、全て同じ人を探そうと思ったら、かなり大変だと思います。
もちろん、人気があるものはあるでしょう。フライドポテトが好きな子供はたくさんいますし、ピーマンが苦手な子も少なくないはずです。

でも、フライドポテトが好きではない子もいますし、ピーマンが大好きな子だっているのです。

好きだとか苦手だとかに正解はありません。好きな人が多い方が勝ちだとか、嫌いな人が多いと良くないだとか、そんなのもありません。好きでも嫌いでも、その人の勝手なんです。

これからここでは、人間ひとりひとりの個性の話をしていきますが、その話を理解してもらうには「人とちがって当たり前」だということを知ってください。

みんなが全員「ひとりだけ」

クラスでひとりだけ、ランドセルの色が違う。
クラスでひとりだけ、眼鏡をかけている。

「私だけ…」って気になってしまうかもしれません。でも、それはとても目立つものが「ひとりだけ違う」から、そう感じるのです。

もしかしたらクラスでひとりだけ違うパンツをはいている子もいるかもしれない。家ではひとりだけ、お母さんのことを違う呼び方で読んでいるかもしれない。

「違う」のは、見える部分だけではないんです。人から見えない部分や、もっと見えない心の中は、必ずみんな違います。

みんな、それぞれが「ひとりだけ」なんです。



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